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魔法のラーメン発明物語 私の履歴書 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2008/08/04 |
JAN | 9784532194567 |
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魔法のラーメン発明物語
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商品レビュー
3.8
23件のお客様レビュー
朝ドラまんぷくを見て気になっていた本。やっと読めた。 朝ドラで描かれたお話と違うところが多くドラマよりもっと壮絶だった。それでも感情的にならず事実を担々と書かれていてとても読みやすかった。
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メリヤス製造、幻灯機、軍用機部品製造、製塩業、信用組合理事長の職にも就く。その間に資材横流しの嫌疑で拘束されたり、脱税の疑いで収監されたり、信組破綻で自宅以外の財産を失ったりするも、その後、戦後の窮乏の時代にお湯があればすぐ食べられるラーメンの開発に没頭。 魔法のラーメンといわれ...
メリヤス製造、幻灯機、軍用機部品製造、製塩業、信用組合理事長の職にも就く。その間に資材横流しの嫌疑で拘束されたり、脱税の疑いで収監されたり、信組破綻で自宅以外の財産を失ったりするも、その後、戦後の窮乏の時代にお湯があればすぐ食べられるラーメンの開発に没頭。 魔法のラーメンといわれたチキンラーメンを開発し、カッブヌードルを生み出し、宇宙食まで手掛ける日清食品の創業者。 朝ドラの「まんぷく」再放送で本書を手に取りましたが、番組をなぞるようでそれ以上の感慨、感動は残念ながら感じませんでしたが、大事業を起こす人物の熱量と行動力、執着力の凄さに想いを馳せました。
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安藤百福は日清食品の経営者だった方だ。安藤さんはチキンラーメンの、ということは、インスタントラーメンの発明者であり、また、それをカップヌードルに展開した方である。 安藤さんは1910年生まれであり、戦前からの経営者だ。安藤さんが異質なのは、チキンラーメンの発明がずいぶんと歳をとっ...
安藤百福は日清食品の経営者だった方だ。安藤さんはチキンラーメンの、ということは、インスタントラーメンの発明者であり、また、それをカップヌードルに展開した方である。 安藤さんは1910年生まれであり、戦前からの経営者だ。安藤さんが異質なのは、チキンラーメンの発明がずいぶんと歳をとってからのことだったということである。チキンラーメンの発売は、1958年のことであり、安藤さんは48歳になっていた。チキンラーメンの開発のために自宅に小さな小屋を建て、その小屋の中にキッチンをつくり実験を重ねていたものが、ようやく実を結んだものである。麺を油で熱することが発明の本質であり、この発明がなければチキンラーメンばかりではなく、インスタントラーメンそのものがなかったというような、考えてみると影響の大きな発明であった。 カップヌードルの発売は1971年。それが爆発的に売れるようになるのは、1972年の浅間山荘事件で機動隊員がカップヌードルを食べていたからというのも面白い。当時私は九州の田舎に住んでいたが、カップヌードルをはじめて食べた時のことは覚えている。カップヌードルは、特別においしいものではない、というか、おいしいから食べるというものではなく、便利だから食べるというものであり、実際に、便利なものだな、と感じたことを覚えている。 カップヌードルの発売年の1971年には、安藤さんは61歳。その後もしばらくは日清食品の経営に携わっておられたが、頃合いをみて後継者に引き継がれた。本書を読んで感じたのは、安藤さんが純粋に仕事が好きだった方だということだ。「食」の事業で大成功をされた方であるが、このような大成功をされなかったとしても、どこかで、創造的な仕事を続けておられた方だろうな、と感じた。
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