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われらが歌う時(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/07/31 |
JAN | 9784105058722 |
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われらが歌う時(下)
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商品レビュー
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ナチスによるホロコーストを逃れアメリカに渡ってきた若き白人のユダヤ人理論物理学者デイヴィッドと、アメリカにあって歌唱の才能に恵まれた黒人女性ディーリアが出会い結ばれる。 二人の間には肌の色が褐色で日焼けした白人といってもいいくらいの男の子ジョナ、ジョナよりは肌が黒いジョーイ、同じ...
ナチスによるホロコーストを逃れアメリカに渡ってきた若き白人のユダヤ人理論物理学者デイヴィッドと、アメリカにあって歌唱の才能に恵まれた黒人女性ディーリアが出会い結ばれる。 二人の間には肌の色が褐色で日焼けした白人といってもいいくらいの男の子ジョナ、ジョナよりは肌が黒いジョーイ、同じように黒人に見える女の子ルースが生まれる。 ジョーイが、天才的な歌唱力を武器に歌手として世に出ていく中で、彼の白人のように見える風貌、一方でアメリカの歴史の中に刻まれる人種差別の歴史、黒人の血が一滴でも入っていれば黒人とみなすという風習、一方で父親から受け継いだ白人の血も、ユダヤ人迫害という負の歴史に溢れている。 正直、日本ではかんじられない人種差別(日本に人種差別がないわけではなく、大きな社会現象として経験できていない)とユダヤ人迫害(これもまた日本においては教科書に書かれる数行の記録としてしか感じることができない)という、アメリカの歴史に深く関わる物語であり、頻繁に書き込まれる事件や人物名、それらが何を指しているか、こちらの感じ取り方が難しい。 その上に更に古典音楽に関する知識、歌唱に関する深い表現も多く、こちらも読みこなすのに力が必要。 物語としては面白いと思うのだが、作者の筆についていくのがやっとだった。
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無名の歌手のサクセスストーリーは、ほんの一部。 これはアメリカの人種差別の、格差の、白人の、それ以外の有色人種の、憎しみと悲しみの繰り返される歴史の話し。 長い物語でした。 100メートル歩くのに10ページくらいかかるような、遅々として話は進まない。 音楽の用語もわからんし、黒...
無名の歌手のサクセスストーリーは、ほんの一部。 これはアメリカの人種差別の、格差の、白人の、それ以外の有色人種の、憎しみと悲しみの繰り返される歴史の話し。 長い物語でした。 100メートル歩くのに10ページくらいかかるような、遅々として話は進まない。 音楽の用語もわからんし、黒人の多い地区の名前や言い回しもよくわからないので、上巻の3分の1はほんとにつらかった。 この本は、アメリカの人種差別の歴史の本であることを理解してから読み進められるようになった。 白人と黒人の結婚が州によっては罰せられる時代。その結婚によって生まれた子供は白人文化からも黒人文化からも受け入れられない。そして、迫害される。 黒人の母親が、肌が白く生まれた子供とデパートに行くときは、「召使い」を演じないとと子供と一緒に入れない。 子供が病気になって薬を買いに行くのに、黒人に売ってくれる薬局まで電車で遠くまでいかないと買うことができない。 怒りがふつふつと。日常にふつふつと。それは今日でも。 下巻の半分過ぎてから、読むことをやめられなくなる。 親子3世代の人種差別と歌の長い長い物語、いやドキュメンタリーは、重量級の読後感でした。
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こんなに深い壮大な物語だけど読み終わった感想としては「長かった」というのが正直なところ。面白いけど、読んでるときはこの厚さ長さはしんどかった。重かったし、カバンのなかに入れると。
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