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真夏の処刑人 ハヤカワ文庫
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真夏の処刑人 ハヤカワ文庫

ジョン・カッツェンバック(著者), 青木久恵

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真夏の処刑人 ハヤカワ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1983/09/30
JAN 9784150403331

真夏の処刑人

¥330

商品レビュー

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2015/03/26

実力派カッツェンバックの処女作にして傑作。 主人公アンダースンは、スクープに飢えるマイアミ・ジャーナルの社会部記者。ひと夏の悪夢の如き連続殺人事件の顛末を緊迫感溢れるドキュメントタッチで描く。 第一の被害者となる少女惨殺事件の記事をアンダースンが書いたことが発端となり、殺人者と...

実力派カッツェンバックの処女作にして傑作。 主人公アンダースンは、スクープに飢えるマイアミ・ジャーナルの社会部記者。ひと夏の悪夢の如き連続殺人事件の顛末を緊迫感溢れるドキュメントタッチで描く。 第一の被害者となる少女惨殺事件の記事をアンダースンが書いたことが発端となり、殺人者との奇妙なやりとりが始まる。第二、第三の犠牲者が続く中、犯行後、その一部始終を殺人鬼は電話を通してアンダースンのみに語る。独占的報道は、新聞と担当記者の評価を高めるが、犯行を止められずに、ただ犯人の狂った言動を伝え、街を恐怖に陥し入れることしか出来ないアンダースンは、ジャーナリストとしての使命と限界に苦悩する。これが単に警察官と犯人の対決という設定であれば、作品にこれほどの深みをもたらすことはできなかっただろう。饒舌な殺人者の異常ぶりも徹底しており、動機の真意は最後まで分からず、果たして事件が本当に終焉したのかも曖昧なまま幕が引かれる。 下手なホラー作品よりも恐ろしく、先の展開が読めない極上のサスペンス、さらにはベトナム戦争の無惨な戦場の有り様もリアルに盛り込まれており、単なる娯楽小説に終わらない重い余韻を残す。恐らく、この結末以外にはなかったのだろう。見事な小説だ。

Posted by ブクログ

2013/02/01

サイコ・ミステリーって言うんでしょうか。 こういうのを読むのは中高生以来です。 やっぱりこの手のサイコ物は、舞台はアメリカじゃないとしっくりきません。 ウォーターゲート事件の後くらいのマイアミが舞台です。 つまりベトナム戦争やらそんな経緯がいっぱい出てきます。 その...

サイコ・ミステリーって言うんでしょうか。 こういうのを読むのは中高生以来です。 やっぱりこの手のサイコ物は、舞台はアメリカじゃないとしっくりきません。 ウォーターゲート事件の後くらいのマイアミが舞台です。 つまりベトナム戦争やらそんな経緯がいっぱい出てきます。 その時代ならではのスリルがあります。 今だとネットやら携帯やらあってダメですね。 最後まで一気に読んでしまいました。 「ラストの意外性が…」って触れ込みから期待していたため、 最後はやや肩透かしをくらった感がありました。

Posted by ブクログ

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