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酔郷譚
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酔郷譚

倉橋由美子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/07/17
JAN 9784309018744

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商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2025/09/12

本書は倉橋由美子先生が「亡くなる直前まで執筆された連作綺譚」である。 現実世界では男性の「慧君」は、幻想世界では一休さんに愛される「女性」に変貌する。 一休さんが「慧君の全身に指をはわしながら ”淫水を吸わせてもらう”」と言うと、慧君は「ああ、そんなこと、一々言わなくてもいいのに...

本書は倉橋由美子先生が「亡くなる直前まで執筆された連作綺譚」である。 現実世界では男性の「慧君」は、幻想世界では一休さんに愛される「女性」に変貌する。 一休さんが「慧君の全身に指をはわしながら ”淫水を吸わせてもらう”」と言うと、慧君は「ああ、そんなこと、一々言わなくてもいいのに、と思ったが、そう言われることで我を忘れそうになり、本当はそのことをもっと言ってもらいたいと願っていた」という調子である。 私はエロ表現に驚かないつもりでいたが、倉橋先生の『酔郷譚』に出会って、訂正の必要を感じている。 倉橋先生は生涯を純文学女流エロ作家で一貫されたのである。 倉橋先生といえば、斎藤綾子先生を思い出してしまう。 今もご健在であろうか?

Posted by ブクログ

2022/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2008年。再読ではない。 引き続き、慧くんが九鬼さんのカクテル飲んで異世界へ行く短編集。真希さんというバーテンダーが増えて、慧くんとラブラブに。最後は入江さん所有の別荘(ホテルみたいなもの)で、入江さんたちがいない間に良い部屋使う~ あら、この二人結婚かなぁ・・・というエンディング。

Posted by ブクログ

2018/10/07

初めて読みましたが倉橋由美子さんは博覧強記なんですね。毎ページ毎ページニヤリとするところあり、追いつかないところあり...。漢学・西洋古典共に精通されているのがよくわかりました。ちょっと嫌味なほど教養を披瀝されます。 しかし文体は異常なほど柔らかく、内容も分かりやすく、この辺りを...

初めて読みましたが倉橋由美子さんは博覧強記なんですね。毎ページ毎ページニヤリとするところあり、追いつかないところあり...。漢学・西洋古典共に精通されているのがよくわかりました。ちょっと嫌味なほど教養を披瀝されます。 しかし文体は異常なほど柔らかく、内容も分かりやすく、この辺りを是とするか否とするかは好みなんでしょうね。個人的にはこの知識量でこの程度の内容にしてしまうのはもったいなくも思いました。教養をただの小道具にするのでは無く、一つのテーマとして掘り下げてみた帰結に興味があります。ともあれ、残るものは無かったにせよ、ページを開いてから閉じるまでは素敵な時間を味わいました。それから、久しぶりにバーでカクテルなど頼んでみたくなりました。

Posted by ブクログ