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マンハッタン物語 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
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マンハッタン物語 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

ローレンス・ブロック(編者), 高山真由美(訳者), 田口俊樹(訳者)

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マンハッタン物語 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

定価 ¥911

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2008/08/20
JAN 9784576081045

マンハッタン物語

¥110

商品レビュー

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2011/11/17

マンハッタンはニューヨークの中心部。 ザ・シティと呼び習わされているそうです。 マンハッタンをこよなく愛するローレンス・ブロックが、マンハッタンに縁の深い作家に依頼して、まとめた短編集。 ニューヨークを舞台にしている、どこかダークなミステリというテーマ。 地図が載っていて、なるほ...

マンハッタンはニューヨークの中心部。 ザ・シティと呼び習わされているそうです。 マンハッタンをこよなく愛するローレンス・ブロックが、マンハッタンに縁の深い作家に依頼して、まとめた短編集。 ニューヨークを舞台にしている、どこかダークなミステリというテーマ。 地図が載っていて、なるほど~と興味をそそられます。 位置関係をけっこう勘違いしていたわ~。 「見物するにはいいところ」ジェフリー・ディーヴァー。 ヘルズ・キッチンという名は次第に使われなくなってきた地区で。 ペテン師のリッキーと組んでいる人間、悪徳刑事の三つ巴の混戦。 「雨」トマス・H・クック 雨の夜、バッテリー・パークで、人々の運命が交錯していく… 「次善の策」ジム・フジッリ 売れないピアノ弾きのマクシーと暮らしてきたミッツィ。 ろくでなしの正体に気づいた頃、同じアパートのマリアと親しくなる。 マクシーが銀行強盗の片棒を担ぐ計画を知って… 「怒り」S.J.ローザン ハーレムを舞台に。 レックスは恋人を寝取った男ともみ合い、殺人罪で10年、仮出所で8年の保護観察中。 犯罪に関わるつもりは全くなかった。 近所に住む少年達の動向が気になっていると、事件が起きてしまい、その捜査で、刑事がしつこく絡んでくるようになり… 「ニューヨークで一番美しいアパートメント」「男と同じ給料をもらっているからには」など、タイトルも面白い。 「住むにはいいところ」ローレンス・ブロックで締め。 全部で15本の珠玉の作品集といっていいでしょう。 暗めでしゃれた味わいのものが読みたいときに。 作品ごとに地図がつき、巻頭のブロックによる序文、巻末の著者紹介も充実。 面白かったです。

Posted by ブクログ

2010/06/21

 ニューヨークを舞台にした、短編集。  *見物するにはいいところ ジェフリー・ディーヴァー  *善きサマリヤ人 チャールズ・アルダイ  *最後の晩餐 キャロル・リー・ベンジャミン  *雨 トマス・H・クック  *慈善の策 ジム・フジッリ  *男と同じ給料をもらっているからには ロ...

 ニューヨークを舞台にした、短編集。  *見物するにはいいところ ジェフリー・ディーヴァー  *善きサマリヤ人 チャールズ・アルダイ  *最後の晩餐 キャロル・リー・ベンジャミン  *雨 トマス・H・クック  *慈善の策 ジム・フジッリ  *男と同じ給料をもらっているからには ロバート・ナイトリー  *ランドリールーム ジョン・ラッツ  *フレディ・プリンスはあたしの守護天使 リズ・マルティネス  *オルガン弾き マアン・マイヤーズ  *どうして叩かずにいられないの? マーティン・マイヤーズ  *怒り S・J・ローザン  *ニューヨークで一番美しいアパートメント ジャスティン・スコット  *最終ラウンド C・J・サリヴァン  *オードリー・ヘプバーンの思い出に寄せて シュー・シー  *住むにはいいところ ローレンス・ブロック  もうこの豪華ラインナップ見るだけで軽く感動してしまう。  序文によると原題は「マンハッタン・ノワール」でマンハッタンを舞台にしたミステリーであると同時にノワール(黒)であることをブロックは作家たちに求め、それに応じてくれた作品たちであるということだ。    あの同時多発テロの影響がないとはいえない。  むしろ、あのテロがどの作品の根底に低く確かに流れ続けている。そして、どの作品もノワールを描きながら、どこかに光を求めているような感触がある。  そう。闇にあるから、光はより強く確かに感じるのだ。  マンハッタンは決してテロに屈しない、と作品がというより、描かれている街そのものが頭を上げているように思った。  どの作品もいいが、私は特にクックの「雨」がよかった。  ミステリーというより、一編の映画を見ているような詩情があり、クックの新しい面が垣間見られた。  と、ジョン・ラッツは、やっぱり怖かった。人間の怖さを描かせると、ラッツを超える人はいないんじゃないかとまた思った。  ともあれ全くはずれのない極上の短編集でした。

Posted by ブクログ

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