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ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2005/11/01 |
JAN | 9784102027011 |
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ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン
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商品レビュー
4.2
16件のお客様レビュー
既存の社会体制、政治…
既存の社会体制、政治、道徳、宗教の限界を知り、後世への永遠の問いかけ、人類という存在への謎かけ、あるいは気付きへの布石として人類史へ自らの刑死をすべてわかった上で確信犯的に刻み込んだソクラテス。刑死でなくば、その思想がこれほど今に伝わっているだろうか。いないに違いない。
文庫OFF
ソクラテスの冤罪をめぐるプラトンの書ですね。 田中美知太郎先生の名訳です。池田美恵さんも哲学書の訳者として定評のある方です。 言わずと知れた名著、哲学の基本の書ですから、じっくりと少しずつ読み進めました。
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哲学の祖であるソクラテス関連三話。法廷でソクラテスが弁明するところから判決までの話である「ソクラテスの弁明」、親友クリトンがソクラテスに亡命を訴える「クリトン」、死刑執行日に行われた議論の様子からソクラテスの最期までをパイドンが語る「パイドン」の構成でできている。 議論と言っても...
哲学の祖であるソクラテス関連三話。法廷でソクラテスが弁明するところから判決までの話である「ソクラテスの弁明」、親友クリトンがソクラテスに亡命を訴える「クリトン」、死刑執行日に行われた議論の様子からソクラテスの最期までをパイドンが語る「パイドン」の構成でできている。 議論と言っても白熱した議論というものではなく、ソクラテスの俺つえー的論理展開。特に「パイドン」で語られる論理の組み立て方は、流石哲学の祖と言われるだけあるなーと感心する。いくつかの前提条件(魂は神に近づくほどよい、とか神が存在することなど)についてはこの時代の人々にとっての揺らぎない「定義」なので証明はしていないが、それ以外の、例えば魂が不滅である等の抽象的事柄についてはこと細かに論理立てて説明している。なるほどなー、と思う。 そしてそれ以上に、ソクラテスが議論を進めるうえで気を付けることが、自分の正しさを証明することが目的にならないようにすべき、と言っていたのも、あー人間って昔も今も変わらないんだなー、なんて感心した。今でもそういう人いっぱいいるからな。とにかく、小難しい哲学者の言うことなんて、と敬遠せずに読んでみる価値はあると思う一冊。 でもこの時代ってまだ天動説真っただ中だし、もし地動説を知ったならどういう反応するのかなーとか、「定義」を揺るがしかねない事件に対する対応も見たくなったな。
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