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「昭和」を点検する 講談社現代新書
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「昭和」を点検する 講談社現代新書

保阪正康, 半藤一利【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/07/20
JAN 9784062879507

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商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2022/08/05

昭和史研究の第一人者「半藤一利」と「保阪正康」が太平洋戦争に突入前の日本について語った作品『「昭和」を点検する』を読みました。 『指揮官と参謀―コンビの研究』、『ノモンハンの夏』に続き「半藤一利」作品です。 -----story------------- なぜ、あの無謀な戦争...

昭和史研究の第一人者「半藤一利」と「保阪正康」が太平洋戦争に突入前の日本について語った作品『「昭和」を点検する』を読みました。 『指揮官と参謀―コンビの研究』、『ノモンハンの夏』に続き「半藤一利」作品です。 -----story------------- なぜ、あの無謀な戦争に突入したのか? 五つのキーワードがあぶり出す日本人の弱点。 昭和史研究の第一人者が、いまの時代にどうしても語っておきたかったことを凝縮した珠玉の対論。 ----------------------- 紀伊國屋書店の新宿セミナーでの対談を五つの切り口でまとめた作品です。  ■「そしてどうしたの」-まえがきにかえて 保阪正康  ■序章 ありふれた言葉で昭和史をよむ  ■第1章 世界の大勢      ~近代日本の呪文~  ■第2章 この際だから      ~原則なき思考~  ■第3章 ウチはウチ      ~国家的視野狭窄の悲喜劇~  ■第4章 それはおまえの仕事だろう      ~セクショナリズムと無責任という祝痾~  ■第5章 しかたなかった      ~状況への追随、既成事実への屈服~  ■五つのキーワード-あとがきにかえて 半藤一利  ■本文関係略年表 先日読了した『ノモンハンの夏』にも関連しますが、、、 大きな犠牲を払った教訓が生かされず、精神論だけで突き進んだ感じがしますね。 本書のテーマにもなっている、「この際だから」、「ウチはウチ」、「それはおまえの仕事だろう」、「しかたなかった」は、国家を牽引する人たちが軽々しく口にしてはいけない無責任なキーワードですよねぇ、、、 これは企業でも言えること… 気を付けなきゃ と思いました。

Posted by ブクログ

2022/04/29

「昭和を点検する」というタイトルだが、点検しているのはアジア太平洋戦争前から戦後直後まで。 ・世界の大勢 ・この際だから ・ウチはウチ ・それはおまえの仕事だろう ・しかたなかった  の5つのキーワードをもとに日本史の大家二人が対談。  裏話というか、教科書には出て来ないエピソー...

「昭和を点検する」というタイトルだが、点検しているのはアジア太平洋戦争前から戦後直後まで。 ・世界の大勢 ・この際だから ・ウチはウチ ・それはおまえの仕事だろう ・しかたなかった  の5つのキーワードをもとに日本史の大家二人が対談。  裏話というか、教科書には出て来ないエピソード盛りだくさんで近代史に疎い自分には大変面白く勉強になった。

Posted by ブクログ

2020/10/06

昭和史研究の第一人者である保阪正康さんと半藤一利さんが、5つのキーワードから昭和前期(戦前)を読み解いた本。 昭和前期を点検する5つのキーワードは、「世界の大勢」「この際だから」「ウチはウチ」「それはお前の仕事だろう」「しかたがなかった」。 5つのキーワードを通して昭和前期を...

昭和史研究の第一人者である保阪正康さんと半藤一利さんが、5つのキーワードから昭和前期(戦前)を読み解いた本。 昭和前期を点検する5つのキーワードは、「世界の大勢」「この際だから」「ウチはウチ」「それはお前の仕事だろう」「しかたがなかった」。 5つのキーワードを通して昭和前期を分析すると見えてくるのは、責任転嫁と情報操作による破滅への道。 これは戦前だけの話ではなく、どこか現代にも通じる話です。同じ過ちを犯さないためにも昭和前期を点検する必要はあるのです。

Posted by ブクログ

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