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孫子 新装版(上) 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2008/07/14 |
| JAN | 9784062760669 |

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孫子 新装版(上)
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
田中芳樹の『銀河英雄伝説』シリーズにおいて、オーベルシュタインは戦略家であり、ヤン・ウェンリーはもっぱら戦術家である。今までこの違いというものをよく理解できていなかった。 戦術家は勝ち筋を見つける。敵の数、配置、状態、地形、味方の状況など、情報を集めて勝つ方法を考える。または勝...
田中芳樹の『銀河英雄伝説』シリーズにおいて、オーベルシュタインは戦略家であり、ヤン・ウェンリーはもっぱら戦術家である。今までこの違いというものをよく理解できていなかった。 戦術家は勝ち筋を見つける。敵の数、配置、状態、地形、味方の状況など、情報を集めて勝つ方法を考える。または勝てるかどうか判断する。読んでいて孫武はヤンに近いのだと思っていた。学者肌で出世欲は無く出来れば表に立ちたくない。 戦略家は勝ち方も負け方も考える。一度の戦いよりもあるひとつの目的を達する為に兵事も政事もトータルで考える。ここで勝つことでor負けることで、目的にどのように影響するのかを考える。目的のためには負けることもひとつ手であると考える。オーベルシュタインは「目的のためには手段を選ばない」という言葉の示す通りと言って良く、伍子胥も戦術家に近いと思っていた。 読み進め終盤に差し掛かってくるとどうも孫武はあえて戦略に対して控え目だったのだと気づく。戦略が使えないわけではない。実際に自分の意見が通るようにあえて自分以外に指揮を任せて、負けさせて、その埋め合わせによって信頼を強化する、ということをやっている。しかしそこに出世欲はない。成り上がりたいとか復讐がどうとかそういうところにないからこそ、必要にせまられなければ、戦略を練らなかったということなんだろう。 伍子胥の話は前々から知っていたし、結構面白くて好きな話の一つであったが、今回かなり詳しく読めて良かったと思っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 久々に原点回帰、と思い読んでみた。この本は確か高校時代に買ったきり、はしりを読んでそのままにしていた一冊だった。やっぱり面白い。時代はおろか発表年数すら自分の生まれるより前であるのに、今を生きる我々にとってなんと示唆に富んでいることか。自分らがふっと思いつくことなど古からの真理であったりする点で全く敵わない。今年はより積極的にオリジンを志していこうと思う。
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上巻は孫武の話であるが、「死者に鞭打つ」の故事で有名な伍子胥と呉王闔廬(公子光)を中心としたストーリー。孫武は個性の強い二人に巻き込まれながら、いわゆる「孫子の兵法」を戦争で用いる。 50年以上前に出版された小説だが、現在でも面白く読むことができた。庶民は九州弁、ガメつい妻は関西...
上巻は孫武の話であるが、「死者に鞭打つ」の故事で有名な伍子胥と呉王闔廬(公子光)を中心としたストーリー。孫武は個性の強い二人に巻き込まれながら、いわゆる「孫子の兵法」を戦争で用いる。 50年以上前に出版された小説だが、現在でも面白く読むことができた。庶民は九州弁、ガメつい妻は関西弁で表現されている。官吏などの知識層の話し言葉との違いによってリアル感があり、その工夫に感心させられた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第二次世界大戦を生き抜いた著者が見ているなら世界観が見えて面白かった。現代の価値観や感覚とはまた違う、あの時代の考え方が散見されて、孫武の生涯の物語よりも、著者の考え方が面白かった。 孫武がいわゆる学者であって、武将ではないという描かれ方は面白かった。孫武が自分の理論に自信を持っていて、それを広めることや教える事をしたかっただけで、自分の理論をもとに万の軍勢を率いて戦い、呉の国で出世したかった訳ではない、英雄になりたかった訳ではないという設定は読んでいて共感する部分があって、感情移入しながら楽しめました。
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