記憶力をのばしたい！

キャスリン・ジェイコブソンラミン【著】, 藤井留美【訳】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2008/07/09
• JAN: 9784062138772

商品レビュー

2020/10/23

記憶の衰えた作者が試行錯誤している。記憶術、サプリメント、ドラッグ系のものから、瞑想、脳を刺激するアプリなど。

2018/10/23

中年になれば、健康の問題を抱える人は多い。疲れやすくなり、老眼になり、肩こりは酷くなり・・・。こういった悩みでもっとも深刻なものは、脳の衰えだろう。本書では、脳力の衰え、特に記憶力の問題を抱えた著者がそれを改善、克服するために行った治療の列挙である。まあ、それなりに面白いが、結論としては、多少の改善はするものの、結局は老いを受け入れるしかないという。

2011/11/21

記憶力低下に悩む女性ジャーナリストのルポ。
物忘れが酷くなったことを認識している著者が、世の中にある様々な記憶力改善療法を試してみる。物理的なスキャン装置による検査に始まり、記憶力改善プログラム、サプリメント、アエロビクス、メンタルトレーニング、ホルモン療法、治療薬、瞑想、睡眠療法など、いろいろ試したがこれと言った決め手になる方法は無かったらしい。結局、老化とともに記憶力が低下するということを認めて、仕事や家庭生活に支障が出ないように安全ネットを張ることが大事と結んでいる。
どこにでもある記憶法のノウハウ本かと思っていたら、軽いエッセイで楽しく読めた。こういう本が書けるほど記憶力がある人が記憶力不足に悩むのも不思議な感じがするが、記憶低下は「本人基準」の悩みであって、一般人の平均値と比較するものではないらしい。読者である自分も記憶力の低下に悩む一人ですが、当然一流のライターである彼女の記憶力と比べてはいけませんね。