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史実を歩く 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/07/09 |
JAN | 9784167169466 |
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史実を歩く
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史実を歩く
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商品レビュー
4.6
11件のお客様レビュー
吉村昭作品がどのようにして誕生したのかを興味深く知ることができる。その神髄は徹底した調査、取材にあったことが改めて認識される。例えば生麦事件。記録によると薩摩藩士の奈良原喜左衛門は馬上のリチャードソンの左脇腹を斬り上げ、返す刀で斬り下げているという。しかし、氏は、ある日の明け方に...
吉村昭作品がどのようにして誕生したのかを興味深く知ることができる。その神髄は徹底した調査、取材にあったことが改めて認識される。例えば生麦事件。記録によると薩摩藩士の奈良原喜左衛門は馬上のリチャードソンの左脇腹を斬り上げ、返す刀で斬り下げているという。しかし、氏は、ある日の明け方にふとリチャードソンの馬は上海から持ってきたアラブ系の馬であることに気付き、日本の馬に乗っていた奈良原が返す方で斬り下げられるのだろうかと疑問に思ったそうである。そこで氏は鹿児島に飛び、奈良原の剣である野太刀示現流の実演を披露してもらう周到ぶりである。氏の飽くなき探究心に改めて敬服する。氏の調査に協力を惜しまぬ人々が沢山いたことも、氏の人柄を表すものだろう。氏のいろいろな作品を味読したくなる。
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歴史小説を描くのに、これだけの調査が必要かと衝撃を受けた。 吉村氏の小説は読んだことはない。 しかし、これだけの調査をやっている人間の小説がつまらない筈はない。 俄然、読みたい気持ちが出てきた。 少し、積読しているものが片付いたら、チャレンジしてみようか。
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作家・吉村昭が小説を執筆するにあたってどのように調査をしていったのかが綴られた本。 『戦艦武蔵』や『破獄』、『生麦事件』などの記録文学・歴史文学を次々に発表してきた作家・吉村昭。彼が小説の素材に出会う過程や作品作りのための調査過程などが、実際の作品を事例に具体的に書かれています...
作家・吉村昭が小説を執筆するにあたってどのように調査をしていったのかが綴られた本。 『戦艦武蔵』や『破獄』、『生麦事件』などの記録文学・歴史文学を次々に発表してきた作家・吉村昭。彼が小説の素材に出会う過程や作品作りのための調査過程などが、実際の作品を事例に具体的に書かれています。 本書は吉村昭作品の舞台裏を知ることができます。また、小説を作り上げることの困難さと面白さも本書から感じ取れます。 吉村昭作品をより深く理解したい人や、小説家になりたいと思う人にオススメの本です。
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