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死体は切なく語る 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2008/07/30 |
| JAN | 9784022681010 |
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死体は切なく語る
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
切ない「死」を語る本著。書名どおりしんみりした印象を受けながら読了。数冊読んだ著者の作品と重複する部分が少ない印象を受けた。監察医を引退して相当の年月を経過しているのだから、ネタかぶりは致し方ないと思っていただけに、良い意味で期待を裏切られた感じだ。
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これまでの著者の、検死についての豆知識本とは一線を画したエッセイ集。 タイトル通り、切ない話が多い。恋の切なさみたいな後味のさわやかなものではなく、なんとも嫌な感じの切なさ。 特に、親子間での殺人がなんとも。 自分が親になると、このたぐいの話は実にきつくなる。
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今やシーズン15を製作中のアメリカの人気ドラマ「CSI科学捜査班」にはまってから、鑑識や監察医に興味を持った。 自分が見てたのはグリッソムにサラにキャサリンにニック、一番大好きなウォリックがいたころだからシーズン8くらいまで。 というのはどうでもよくて、30余年、およそ2万体...
今やシーズン15を製作中のアメリカの人気ドラマ「CSI科学捜査班」にはまってから、鑑識や監察医に興味を持った。 自分が見てたのはグリッソムにサラにキャサリンにニック、一番大好きなウォリックがいたころだからシーズン8くらいまで。 というのはどうでもよくて、30余年、およそ2万体を視たという著者は誰がどうみてもベテラン監察医だ。ブクオフでみつけて手に取った。ベストセラーだったとは知らなかった。 そのままでは重過ぎてとても読み物にならないからなのだろう、あえて軽く表層的な表現となっているが、その奥にあるもの、前提として横たわっているものは、かえって十分に説得力を持って迫ってくる。 来る日も来る日も、物言わぬ人であったものと向き合い、その思いを汲み取ろうとしてきた著者の眼差しは、その原因となったものも含め人間という存在そのものをあたたかく慈悲深く見つめており、まさしく死者にとっての名医を体現しているといえるのだろうと思った。 2014.4.5読了
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