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きみの友だち 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | 足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、出来る転校生、モトくんのことが何となく面白くなかったり…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの登場人物の物語がちりばめられた、「友だち」とは何なのか。ほんとうの意味をさがす連作長編。 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/06/28 |
JAN | 9784101349220 |
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商品レビュー
4.4
735件のお客様レビュー
小さい時って自分の知っている世界が狭くてそれが全てだと本気で思ってたなと。今思えばどうでもいいことが、その時は必死で異端の存在になりたくないから「みんな」の仲間入りできるようにしてたなって。まだまだ人生経験としては浅いけどしっかり自分らしさを出して毎日生きてるよということを小学生...
小さい時って自分の知っている世界が狭くてそれが全てだと本気で思ってたなと。今思えばどうでもいいことが、その時は必死で異端の存在になりたくないから「みんな」の仲間入りできるようにしてたなって。まだまだ人生経験としては浅いけどしっかり自分らしさを出して毎日生きてるよということを小学生の自分に伝えたいなってふと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本当の「ともだち」とはなんだろうと深く考えさせられ、気付かされる一冊。 短編連作はあんまり読んた事無かったけど、どの主人公の話もすごく考えさせられることが多かった。 由香と恵美の関係は性格も真逆だけど、歩くのがゆっくりという共通点からお互いにとってとても大切なんだというのがすごく伝わった。この本を読んで、恵美と由香を安易に友達、親友とは言えないと思った。 最終章はこんな感じなんだ!と私としてはすごくいい終わり方で、すごく心が温かくなったし、自然に涙がこぼれた。 友達は多くなくていい。恵美の結婚式の参列者のようなもこもこ雲のような友達を大切にしたいと思った。 『いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい』はっとさせられた恵美の一言。
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「時間を行きつ戻りつした長い物語は、今日のためにある。物語が終わったあとの付け足しではあっても、この一日が、なにかの始まりであってくれれば、うれしい。」 読みやすくてとても良かった。自分は子ども時代の人たちとほぼ繋がりがなくあまり思い出せるものがないのでなかなか想像は難しいけど...
「時間を行きつ戻りつした長い物語は、今日のためにある。物語が終わったあとの付け足しではあっても、この一日が、なにかの始まりであってくれれば、うれしい。」 読みやすくてとても良かった。自分は子ども時代の人たちとほぼ繋がりがなくあまり思い出せるものがないのでなかなか想像は難しいけど、この物語がこういう終わり方で良かった。
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