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チャイナ橙の謎 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 1969/12/25 |
| JAN | 9784488104122 |

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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
服をあべこべに着せられて殺された被害者は、何もかもあべこべにされた部屋で発見された。 あべこべのモノをとにかく追いかけてるうちに、宝石や切手、中国色んなモノのあべこべが発見されて、何が関係あるのか全然分からん!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マンダリン出版の経営者であり、宝石と切手の収集家としても有名なドナルド・カークのオフィスで、男の死体が発見される。彼は名前や用件を告げずにカークに会いたいと言い、家具が全てさかさまに移動された待合室で殺されていたのだった。関係者は誰も男のことを知らないと言い、被害者の身元不明で捜査は難航。エラリーは手がかりを求め、”さかさまの国”中国で育ったテンプル嬢に話を聞くが……。 チェスタトン風の狂人の論理に挑んだ感のある作品。あべこべになった現場を見て関係者があべこべに心を囚われていくのは面白いが、女詐欺師との対決するサブプロットが微妙。作中で何度もハメットの名前がでてくるように、流行りに合わせて時代の要求にこたえたんだろうけど。 サルマナザールの『フォルモサ』感あるふわっとした中国ウンチクに比べ、切手収集の業の深さはしっかり描きこまれている。オスボーンの動機も、カークのコレクションを整理しているうちに収集熱に憑りつかれたってことでいい気がするのだが。ディヴァシーが可哀想すぎるでしょ。でもああいうタイプの独身中年男性が、付き合い始めてもいないのに結婚のことを先に考えて破滅的な資金繰りに手をだすというのにはリアリズムがある(笑)。
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国名シリーズ第8弾。 中国文化に触れられているのはおもしろかった。 しかし、トリックが分かりづらい印象を受けた。登場人物もシリーズ前半より少ないので、絞り込みも比較的容易に出来る。 作品自体、第二次世界大戦前の1934年という事もあって、中国へ侵攻した日本軍の動きに触れられている...
国名シリーズ第8弾。 中国文化に触れられているのはおもしろかった。 しかし、トリックが分かりづらい印象を受けた。登場人物もシリーズ前半より少ないので、絞り込みも比較的容易に出来る。 作品自体、第二次世界大戦前の1934年という事もあって、中国へ侵攻した日本軍の動きに触れられているのも興味深い。
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