体の中の美術館 EYE,BRAIN,and BODY

布施英利(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2008/06/21
• JAN: 9784480873590

商品レビュー

2013/08/14

美術館で購入。積み本のひとつでした。
ざっくりと、目、頭、体の芸術について語っています。
シンプルな文章でとても読みやすかったです。
全ての世界のものが自分の体の中で生み出され、芸術になる、その素晴らしさが少し分かったような気がします。

2011/02/24

　芸術はヒトの体から生まれた。目・脳・肺・手・足・背骨・内臓と、個々の器官について考察しそれに連関して芸術の生起を解説している。身体性の体現が芸術なのだということがよくわかる。まさに体の中の美術館なのである。

　３万年前の人間と現代の人間の脳の構造は基本的には変わらない
。変わったのは、文化と社会だけである。昔のヒトは、文字を読む代わりに星を読んでいたのである。これが多様な星座とその物語を生んだのだという仮説は大変興味深かった。アルタミラ洞窟は美術の起源ではないのかというのもうなずけるものである。

2009/11/23

読んでる途中で気がつきました。「これ高校生の時、教科書で読んだことある」題名は忘れたけどね。

ずっと読みたくて、でも結構高いから我慢して、立ち読みする時間もなくて…で、大学生になって最初に図書館にリクエストして買ってもらった本です。
もうちょい医学系の話入るかなって思ってたけど、まるっきり芸術系の話でした。でも面白かったです。芸術の色んな可能性を見出せる本…だと思う。