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兄弟(下) 開放経済篇
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兄弟(下) 開放経済篇

余華【著】, 泉京鹿【訳】

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兄弟(下) 開放経済篇

定価 ¥2,095

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/06/26
JAN 9784163271705

兄弟(下)

¥550

商品レビュー

4.5

13件のお客様レビュー

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2024/08/07

最高。文革編とのギャップがすごい。最後10章くらいはなんかすごすぎてドキドキワクワクが止まらなかった。宋钢には幸せになってほしかったけど、父親と同様報われない人生で読んでてつらーってなった。

Posted by ブクログ

2024/06/12

下巻は、開放経済篇。 上巻の文革篇からうってかわって、凄惨なシーンが、強欲なシーンへ。近代の中国を象徴するような、「金がすべて」の中に「家族は大事」という価値観が混ざった描きがリアルだ。兄弟の物語が真逆に進み、かつ、カチッと噛み合わない。いや、妙な感じで噛み合ってしまっていると...

下巻は、開放経済篇。 上巻の文革篇からうってかわって、凄惨なシーンが、強欲なシーンへ。近代の中国を象徴するような、「金がすべて」の中に「家族は大事」という価値観が混ざった描きがリアルだ。兄弟の物語が真逆に進み、かつ、カチッと噛み合わない。いや、妙な感じで噛み合ってしまっていると言うべきか、この辺はエンタメ要素でもあるので描き難いが、読みながら感じる「嫌悪感」「もどかしさ」は決して爽快なカタルシスは生まず、ほんのり匂う「気持ち悪さ」を空気感に纏いドラマ性を高めていく。漫画のような「エロ、グロ」がスパイスとして効いている。 文革も経済成長も、いずれも熱量が凄い。日本の内省的な小説と異なるのは、社会全体の雰囲気や価値観がその時代を生きる大衆の人格を形成していて、深く内省するような余裕を与えぬかのような圧力や疾走感がある事。登場人物の思考は短絡的で分かりやすい気もするが、もしかすると、これは現実社会でも「中国人の短絡的なシンプルさ」と「日本人の内省的な複雑さ」に対比ができるのかもしれない。当然、個人差はあるが、社会や文化の違いがそのような構成を齎しているようにも感じた。 政治に関心を持つことが否定され、司法が危うい社会では、蓄積した富も権力も、刹那的な虚構であり、現状維持するために腐心しつつも、最終的には個人や身の回りの範囲で脱出を考えておかなければならない。他方、現状維持が当たり前のものと期待される社会では、それはそれで妄念であったとしても、自らを内省する余裕があるのだろうか。戦時に生き生きとする感覚、豊かになる事で自殺が増える現象にも近いような気もした。

Posted by ブクログ

2022/01/13

Not a masterpiece but the storytelling was really good

Posted by ブクログ

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