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こぼれる

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 春日出版 |
発売年月日 | 2008/06/30 |
JAN | 9784863210677 |
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
酒井若菜が小説を書いていたとは知らなかった・・・。 軽い文体ではあるが、清新な印象を受けるとも言える。 ストーリーもなかなかよかった。 自伝的な要素はたぶんない・・・のだけど、もしかしたら実体験も少しは入っているのではないか。 特に、カメラが好きな男性を知っていたのでは...
酒井若菜が小説を書いていたとは知らなかった・・・。 軽い文体ではあるが、清新な印象を受けるとも言える。 ストーリーもなかなかよかった。 自伝的な要素はたぶんない・・・のだけど、もしかしたら実体験も少しは入っているのではないか。 特に、カメラが好きな男性を知っていたのではないか・・・と思う。カメラが好きな男性が女性の写真を撮影するという場面。待ち合わせ場所で会ったら男性がいきなりシャッターを切り始める・・・というのが、とてもリアリティーがある。自分はそういう撮影をしたことはないが、もしする機会があったら、きっと同じようにするだろう。 最後のシーンも美しい終わり方だ。
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すごく好き。 不倫の話しかぁと思いきや、関係する人のいろんな思いが繋がり、次の章に入る感じがすきだなぁ。 登場人物が全員いい人過ぎて、、、 ラストせつなーく終えました。
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女優とは思えない、精緻な文章体を書く彼女。 ブログの文章が優しくて男女問わず人気なのもうなずける。 そんな酒井若菜の小説処女作の題材は「不倫で苦しむ男女と家族」。 酒井若菜曰く、ルービックキューブのように、見る視点を変えれば全く違う色が見える、 そんな感情を小説にした、とのこと...
女優とは思えない、精緻な文章体を書く彼女。 ブログの文章が優しくて男女問わず人気なのもうなずける。 そんな酒井若菜の小説処女作の題材は「不倫で苦しむ男女と家族」。 酒井若菜曰く、ルービックキューブのように、見る視点を変えれば全く違う色が見える、 そんな感情を小説にした、とのこと。 タイトルは「こぼれる(零れる)」、主人公の名前は「雫」(しずく)。 おぉ、ダークな内容と思われるかもしれないが、 別に「不倫は悲しいからやめよー」というのを訴える内容ではない。 どの立場であっても、男女関係のみあらず、人を愛することに注ぎ込むエネルギーって、素晴らしいな、 と感じさせる内容。 特に、物語の最後で明かされる、主人公「雫」と付き合った男の妻・千尋の、 気持ちのたかぶりは、一気にひきこまれた。 例え、夫が不倫をしていた過去があったとしてもそれを背負って生きていく決意をする、ということ。 子ども、家庭のために守るべきもののために、ただ「好き」の感情では守れないこと。。。 ちなみに夫はカメラが趣味で主人公「雫」をモデルとしてお願いすることから、 関係が始まってしまう。。。うーん、自分も早くポートレイトを撮りたい、と思っているだけに。 次の小説も期待したい。 【ココメモポイント】 ・綺麗だから好き。それがすべて。 P.33 ・心が結びついた浮気は、屈辱を超えた恐怖。 P.210
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