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さようなら、と君は手を振った Holly Novels
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 蒼竜社 |
発売年月日 | 2008/06/21 |
JAN | 9784883863525 |
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さようなら、と君は手を振った
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
みんみんさんの沼落ちシリーズ、2冊目の木原さんです。(この始まりが気に入ってます笑) 完全に油断しておりました。これまでの沼落ちシリーズは表紙がどれも綺麗で(分かる人には分かるのかな)今回も特に何も考えず、行きつけの図書館で遠方から取り寄せしたのですが。 「こちらですね~♪」と...
みんみんさんの沼落ちシリーズ、2冊目の木原さんです。(この始まりが気に入ってます笑) 完全に油断しておりました。これまでの沼落ちシリーズは表紙がどれも綺麗で(分かる人には分かるのかな)今回も特に何も考えず、行きつけの図書館で遠方から取り寄せしたのですが。 「こちらですね~♪」と出された瞬間、私もレベルアップしたなあと謎の達成感を得てしまいました。もういっそブクログで表示されて欲しい位なんですが、イケメンが裸で抱き合っとるやないか!! ブックオフで『孤島の鬼』を買った時はいやぁぁぁぁ!と心で悲鳴を挙げていたのに、もう満面の笑みで爽やかに「ありがとうございます」と返せる大人の余裕を手に入れましたよ!! その後、逃げるように音速で図書館を去りました。 みんみんさんが「木原さんの書く攻めは9割クソヤロー」と仰ってたのに笑ってたんですが、本当にクソヤローだった! (ちなみに「攻め」というのをネットで調べて、ほうほう…と一人納得していたのはここだけの話です) そのクソヤロー、誠一は身なりに気を遣い、スポーツカーを乗り回して付き合う女性は見栄えの良い美女限定。 ブランド物に手を出しまくるので給料前はカツカツ。クラブでの夜遊びが大好き。 ここまでは実際にいそうな感じですが、従兄弟の啓介に対する扱いが酷い。 高校の時に誠一は啓介に手を出して毎日イチャイチャしていたのですが、誠一が都会に戻る事になり啓介と離れる事に。 「高校を卒業したら迎えに来る」と言ったのに、言ったのに! 啓介がマメに送ってくる手紙への返事も段々しなくなるし、そのまんま啓介の事忘れるし、綺麗なお姉さんと遊びまくってるし、嘘つき!と思わず突っ込みたくなる。 更に啓介が上京する事になり面倒を見てくれと母親に言われたけど、後ろめたくて会いたくないので空港で4時間も待たせる。(しかも啓介は健気に待ってる) 更に更に、啓介は身なりを気にしないのでダサい格好をしているのを見て一緒に歩いている所を知り合いに見られたくないと嫌がる。 なのに結局また啓介に手を出す。手を出して毎晩レベルにイチャイチャ甘えてるのにクラブで知り合った性格の悪い美女を落とす道具に使う。 挙句に美女と旅行に行く資金を啓介に無心する… なんだこのクソっぷりは?!といっそ笑えてきます。啓介がまた本当に純粋で良い人なので本来なら誠一に対して腹を立てる所なのに、何故か全く腹が立たない。 この後、とある事件が起こり誠一は本当に大切なのは何かを思い知り、びっくりする位の反省っぷりを見せてくれます。 これに関しては、今更なんだよ!と思う方も居ると思うのですが、私は好感度がかなり上がりました。 口だけじゃない反省っぷりと強引さが憎めないですし、ここまで愛してくれたら全てを許せる気がしてしまう。 啓介は勿論、誠一が好きなので許容しますが彼は彼なりに実は凄く悩んでいて、啓介視点のお話は本当に切なかった…。 以前に読んだ木原さんの作品でガツンとやられていたので本格的なBLの時は控えめにされているのかなと思っていたら、中盤以降から身に覚えのある、独特のガツンと来る衝撃がじわじわとやって来ます。(ストゼロのCMみたいですが、本当にこんな感じ) 表紙からは想像もつかない展開に、えぇ?えぇ?!と終盤はハラハラしながらページを捲っていました。 最後はカップルが変わりますが、こちらも攻めが気持ちの良い位にクソヤローで、9割クソヤロー説の凄みを感じました。 本当に木原さんのお話は癖になります。ハッピーエンドなんだけど一筋縄では行かないといった感じでしょうか。『ラブセメタリー』の時もそうだったのですがラストの余韻が凄いです。 あまり内容を書くと衝撃が減ってしまうのでこの辺にしておきまして、BL作品についてお久しぶりのY氏と語りましたので少し書こうと思います。 彼の姉がBL好きで、読みはしないものの彼も抵抗が無い事を知っていたので、私が最近BLも読んでると会話の流れで話していたのですが、Y氏が「BLってどれも同じ?なんかバリタチ(後にまさかのY氏から用語を教えて貰う事になる)が受けにがんがん迫るとか」と尋ねてくるので「いやー、それが奥が深いんよ」と答えながら、私自身も作家さんによって作風もお話のバリエーションも全然違うのを再確認して感心してしまいました。 オススメばかりを読んでいるので、面白いのだけ抜粋されているからかも知れないのですが、Y氏のお姉さんは甘々なのがお好きだそうです。 ちなみにY氏に貸そうか?と提案した所、丁重にお断りをされました笑
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**傍若無人な誠一と、見返りを求めずに尽くす啓介。自分が納得するまでワガママな誠一に振り回され続けた啓介の決めた道とは…** 漫画版では非情な部分だけが描かれていて「もう二度と読みたくない」くらいに後味が悪かった。 そしてこの小説版。 啓介を都合よく利用する誠一はムカムカする...
**傍若無人な誠一と、見返りを求めずに尽くす啓介。自分が納得するまでワガママな誠一に振り回され続けた啓介の決めた道とは…** 漫画版では非情な部分だけが描かれていて「もう二度と読みたくない」くらいに後味が悪かった。 そしてこの小説版。 啓介を都合よく利用する誠一はムカムカするほど気分が悪い。 けれど漫画のその後を読んだら…!! やっとマイナスがプラスに変わりました。 気持ちが救われた〜(T ^ T)!! 本当によかったです!! あんな結末が待ってるだなんて思いもしなかった(;_;) スピンオフ作品は私的にはあんまりだったけど、メインカポーには満足できる一冊となりました☆ 痛くて甘い木原節。 これは…セーフです、私的に(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
受けが攻めを好きすぎて好きすぎて仕方ない!!!関係性好きな方にオススメです。 はじめは受け君の片思いみたいな感じですが、攻め様が恋に気づいた後の猛アタックっぷりも可愛いいです。
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