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淫授業 黒い下着の叔母 フライス書院文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フランス書院 |
発売年月日 | 1993/12/10 |
JAN | 9784829605233 |
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淫授業
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美しくも哀しい禁忌の相姦物語
デビュー作『妻は実母』が1985年10月なので「黒本」黎明期の1人と称してもよかろう。その後は1年に1作前後のペースで上梓が続いた通算7作目が本作である。28歳の人妻高校教師にして叔母であるヒロイン【沙也子】と、教え子でもある主人公との美しくも哀しい相姦禁忌の官能物語はまさに哀歌...
デビュー作『妻は実母』が1985年10月なので「黒本」黎明期の1人と称してもよかろう。その後は1年に1作前後のペースで上梓が続いた通算7作目が本作である。28歳の人妻高校教師にして叔母であるヒロイン【沙也子】と、教え子でもある主人公との美しくも哀しい相姦禁忌の官能物語はまさに哀歌・挽歌(エレジー)と言える趣だった。 中盤辺りから同級生の女子生徒が一時的に登場するが、これは沙也子と主人公の想いを再確認させるための役割の方が強く、官能面も含めて明確にヒロインと呼べるのは沙也子であろう。叔母と甥、教師と生徒……海外出張中の夫がいる身でもあることから許されない関係だと憂うものの、肌身に感じる安心感や次第に募っていく愛情のような想いに揺れ動く沙也子の心情がずっと描かれていく。長らく夫が側にいない空閨も後押しする。主人公もまた叔母と甥という関係を超えて沙也子への恋情を募らせていく。しかし、冒頭で描かれるのは好色な体育教師からの理不尽な凌辱である。この体育教師は所々に出てきては下衆な振る舞いを繰り返しており、最後は物語の結末をも担っている。 最後の方でようやく結ばれておしまい、という展開が当時の主な作風なのだが、本作ではその後にお互い(特に沙也子)の心が解放された形で貪り合うような情交が描かれている。この作者の特徴で台詞を多用するような直接的な情交描写ではないものの、お互いの心が遂に真正面から向き合い、絡み合うクライマックスは切なさも湛えた2人の実質的な行く末ということもあって美しく淫猥に爛れている。そして、急転直下の悲劇によってドラマはさらに哀しい高みへと上っていくのである。 なお、沙也子の夫に実の母との親子以上の関係があるのは後の作品『二人の美母・魔性の血淫』にも同様なシチュエーションで見ることができる。
DSK