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ヘーゲルにおける自由と共同
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 北樹出版 |
| 発売年月日 | 1986/12/01 |
| JAN | 9784893841407 |
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ヘーゲルにおける自由と共同
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タイトルから、ヘーゲルの社会思想ないし国家論についての研究書だと思ったのですが、じっさいの内容はヘーゲルの弁証法的な思考法の特徴について論じており、そのなかで社会思想にも触れられている本でした。 ヘーゲルの弁証法の論理では、「自己が他者において自己を見る」とともに、「自己が自己...
タイトルから、ヘーゲルの社会思想ないし国家論についての研究書だと思ったのですが、じっさいの内容はヘーゲルの弁証法的な思考法の特徴について論じており、そのなかで社会思想にも触れられている本でした。 ヘーゲルの弁証法の論理では、「自己が他者において自己を見る」とともに、「自己が自己において他者を見る」という二つの方向がともに存在していることを指摘し、自然についての探求から、ことばと信仰、概念と判断と推論など、さまざまな局面において、こうしたロジックがつらぬかれていることをたしかめています。 さらにヘーゲルの社会哲学においても、同様の論理が成り立っています。フィヒテは『知識学の原理に基づく自然法の基礎』において、知識学の三つの根本命題を実践哲学に応用し、理性的存在者である自己がみずからと同様に理性的存在である他者を承認し、共同体を形成することができることを論証しようとしました。しかしヘーゲルは、絶対的自我の原理にもとづくフィヒテの立場は観念論を脱しておらず、現実にもたらされるならば強制としての法に転じることになると批判しました。著者はこうしたヘーゲルの議論を紹介して、フィヒテは「自己が他者において自己を見る」ことだけを論じていたのに対し、「自己が自己において他者を見る」ことに目を向けた点に、ヘーゲルの独創性を見ようとしています。 興味深く読むことのできるところもあったのですが、ヘーゲル自身の議論のはこびかたに密着しすぎているせいか、読みづらさを感じてしまいました。
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