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縮んだ愛 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/06/12 |
JAN | 9784062760720 |
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
障害児学級を受け持つ教師の告白。 過去の教え子(直接ではない)が暴漢に襲われ意識不明となるが、その容疑で逮捕される。告白を読む限り、彼は犯人ではないのだが、彼は事件当日のことを語らない。 物凄く想像力をかき立てられる作品である。容疑は事実なのか、誰かを庇っているのか。そして、その...
障害児学級を受け持つ教師の告白。 過去の教え子(直接ではない)が暴漢に襲われ意識不明となるが、その容疑で逮捕される。告白を読む限り、彼は犯人ではないのだが、彼は事件当日のことを語らない。 物凄く想像力をかき立てられる作品である。容疑は事実なのか、誰かを庇っているのか。そして、その真相を想像するのが作者の意図する事なのか。安易に決め付けられない。
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障がい児を担当する先生が語る話なんだけど。ウーン、なんかよくわからなかった。結局何が言いたかったんだろう。話として中盤は結構面白いけど。
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この作家の作品は初めて読む・・・と思ったら,ブクログまで来て,同一作家の作品をみて気がついた「とうさんは大丈夫」と同じ人なんだ・・・。どうりで・・・。 読み終えて正直,「どうなんだろう。これは」と言う印象。なんとも言えない昇華されない読後感だ・・・。元々文庫についていた「小学...
この作家の作品は初めて読む・・・と思ったら,ブクログまで来て,同一作家の作品をみて気がついた「とうさんは大丈夫」と同じ人なんだ・・・。どうりで・・・。 読み終えて正直,「どうなんだろう。これは」と言う印象。なんとも言えない昇華されない読後感だ・・・。元々文庫についていた「小学校教師を襲った事件・・・驚愕のラスト」という帯から勝手に推理小説だと思った私が悪いのか? 「とうさんは大丈夫」も独白形式であり,冒頭,主人公は幻覚を見ているのか正常なのか不明な展開が続くのだが,この作品も最後に来て同じ土俵に持っていかれる。 もちろん人間というものは,100%の正常や100%の狂気というものははなく,多かれ少なかれ大半の人は正常と狂気との中間にいる。追い詰められた思いの中で,傍目からは不可解な行動をとることも多々ある。 しかし,小説の中でそういうリアルさを追求し,結局宙ぶらりんなままこれが文学作品だと言われても,それはなんかアンフェアな感じがする。「リアルを求めるだけなら写真でよくて絵画はいらない」というのとおんなじような話である。 最近,叙述トリックとかこうした不安定な解決を提示する作品を目にすることが多いが,どうも読後感がよくない。もちろんこんな微妙な心境を書ききる文才という意味では,作家の能力は否定しないが,自分としては,文学作品を読む醍醐味はまた違うところにあるような気がする。 秀逸かもしれないが,面白くはない,というのがとりあえずの感想である。
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