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禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン
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禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン

ベノワ・B.マンデルブロ, リチャード・L.ハドソン【著】, 高安秀樹【監訳】, 雨宮絵理, 高安美佐子, 冨永義治, 山崎和子【訳】

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禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2008/06/12
JAN 9784492654170

禁断の市場

¥2,475

商品レビュー

3.4

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2020/08/26

天才、ブノワマンデルブロの本。 金融業界って正規分布という砂上の楼閣、「月並みの国」の統計をベースに頭の良い人たちによる攻略法の研究が勧められた。 しかし、この正規分布という土台が現実に即していないという悲しい事実を考えると、金融業界のこの取り組みって結局お遊びじゃん......

天才、ブノワマンデルブロの本。 金融業界って正規分布という砂上の楼閣、「月並みの国」の統計をベースに頭の良い人たちによる攻略法の研究が勧められた。 しかし、この正規分布という土台が現実に即していないという悲しい事実を考えると、金融業界のこの取り組みって結局お遊びじゃん...となるな 地動説を示す証拠がバンバン出てるのに、天動説を信奉する感じ。 現代は知らないけどコンピュータを一番使うのは金融業界らしい。どこに投資したら儲かるかというシミュレーションをやりまくるから。 マンデルブロの登場、フラクタルという概念の誕生が金融業界に与えた衝撃は計り知れない。 統計における尖度:料理における辛さ。正規分布からどれだけ離れてるか(正規分布は3 ) フラクタル→単純な規則の再起的な繰り返しで自然物のような複雑な造形が作れる。雪の結晶、海岸線のギザギザ、鳥の羽、銀河の分布。 ・複雑性は単純なもの繰り返しで発生する ・初期値の違いが最終結界大きな影響を与える→未来は予測できない。 フラクタルの次元→N回目とN+1回目の規則の繰り返しにより発生する面積や体積の増加割合の比率。4 ・過去の価格は未来にも影響する。独立ではない。 ・対数グラフをとると直線→冪乗則 バブル→真の価格との乖離、時間の経過とともに期待が膨らむ。そしてそれは突然弾ける。いつ弾けるかは全くわからない ・タイミングはとても重要。巨額の利益と損失は短期間に集中して起こる。 ・市場は正規分布で測られるリスクよりもハイリスク ・価格は不連続にジャンプする ・市場での時間は人によって進み方が違う(取引量とボラ ) ・価格の予想は無理だがボラの予想は可能 1980年、S&Pインデックスは40%の利益が10日間に集中

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2019/10/29

市場の時間は相対的である。 運が3つのランダムに支配されている。マイルド型、ワイルド型、その中間のスロー型。 今までの金融工学は、マイルド型の世界と考えられてきたが、実際はそうではない。 資本資産価格モデル(CAPM)、現代ポートフォリオ理論(MPT)、ブラックショールズの公式...

市場の時間は相対的である。 運が3つのランダムに支配されている。マイルド型、ワイルド型、その中間のスロー型。 今までの金融工学は、マイルド型の世界と考えられてきたが、実際はそうではない。 資本資産価格モデル(CAPM)、現代ポートフォリオ理論(MPT)、ブラックショールズの公式、の3つは正統派の金融理論。しかし、砂上の楼閣である可能性もある。 変動幅と価格は正規分布にならない。中央は高く、肩は低く、裾は太い。 べき乗則に従う。対数グラフでは直線になる。 物理学では大きなスケールと小さなスケールには大きなギャップがある。 宇宙は相対性理論、日常的なスケールはニュートン力学、電子は量子力学。 相場は、正常なときと異常な時で分布が違う。 価格の予想は無理。しかしボラティリティなら予測可能。ボラが大きいときは大きい、小さい時期は小さい。上がるか下がるかはわからない。

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2018/03/31

金融工学の理論の系譜について解説している。 理論よりもそれを作った人やその経緯についてが詳しい。 1市場は乱高下するもの 2市場とは、極めてリスクが高いものである。既存の金融理論では決して起こるはずのないリスクが現実には起こる。 3市場のタイミングは極めて重要。巨額の利益と損失は...

金融工学の理論の系譜について解説している。 理論よりもそれを作った人やその経緯についてが詳しい。 1市場は乱高下するもの 2市場とは、極めてリスクが高いものである。既存の金融理論では決して起こるはずのないリスクが現実には起こる。 3市場のタイミングは極めて重要。巨額の利益と損失は短期間に集中して起こる。 4価格はしばしば不連続にジャンプする。そして、それがリスクを高くする。 5市場での時間は、人によって進み方が違う。 6いつでもどこでも市場は同じようにふるまう。 7市場は本来不確実であり、バブルは避けることができない。 8市場は人をだます 9価格の予想は無理。しかし、ボラティリティの予測は可能。 10市場における価値は、限定された価値。

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