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ドリナの橋
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ドリナの橋

イヴォ・アンドリッチ(著者), 松谷健二(著者)

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ドリナの橋

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 恒文社
発売年月日 1991/10/01
JAN 9784770402202

ドリナの橋

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商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

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2024/06/10

東浩紀氏( @hazuma )が配信で良い本だと言っていたので探したら、たまたま市の図書館にあったので、読んだ。確かにとても良い小説で、このようなイスラムや正教徒やユダヤの人々を共存させながら数百年間このバルカンの地を支配していたオスマン帝国にも興味が沸いて、また色々本を物色して...

東浩紀氏( @hazuma )が配信で良い本だと言っていたので探したら、たまたま市の図書館にあったので、読んだ。確かにとても良い小説で、このようなイスラムや正教徒やユダヤの人々を共存させながら数百年間このバルカンの地を支配していたオスマン帝国にも興味が沸いて、また色々本を物色している。

Posted by ブクログ

2024/05/09

ゲンロン創始者の東浩紀さんが面白いと仰っていたので読んでみた。 頁を開いた時に二段組で字も小さく、一瞬躊躇したが、読み始めると、なるほど解説にもあるように、叙情歴史小説で、とても面白く読めた。 橋を建設した宰相の出自からして、いきなり驚かされる。16世紀から20世紀にかけての壮...

ゲンロン創始者の東浩紀さんが面白いと仰っていたので読んでみた。 頁を開いた時に二段組で字も小さく、一瞬躊躇したが、読み始めると、なるほど解説にもあるように、叙情歴史小説で、とても面白く読めた。 橋を建設した宰相の出自からして、いきなり驚かされる。16世紀から20世紀にかけての壮大な物語であり、この地域の複雑な民族、宗教に関わる問題が、市井の人々の生活を通して描かれている。正直、日本に住んでいると馴染みがない地域であるが、ニュースや教科書からではない、小説だからこその描き方で、土地の在り方、複雑さを、淡々と美しく哀しく伝えてくれる。 「ともかく、すべてが楽になった。板についてきたのだ。」 この一節に、ハッとさせられた。 絶版のため図書館で借りた。 ノーベル賞受賞のきっかけでもあり、是非とも復刊して頂きたい。

Posted by ブクログ

2022/02/12

バルカン半島の激動の歴史と、その渦の中で生きる人々。人から生み出されたものでありながら、人よりもはるかに賢明な存在としてただ黙々と時を刻み続ける「橋」との対比。一人一人の営みの明暗賢愚、全てを飲み込むような、突き放すでもなく、寄り添うでもなく、裁くわけでも赦すわけでもない、それで...

バルカン半島の激動の歴史と、その渦の中で生きる人々。人から生み出されたものでありながら、人よりもはるかに賢明な存在としてただ黙々と時を刻み続ける「橋」との対比。一人一人の営みの明暗賢愚、全てを飲み込むような、突き放すでもなく、寄り添うでもなく、裁くわけでも赦すわけでもない、それでいて確かな実体の感じられる描写力がとても良かった。

Posted by ブクログ

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