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ひめゆりの塔 学徒隊長の手記
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ひめゆりの塔 学徒隊長の手記

西平英夫【著】

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ひめゆりの塔 学徒隊長の手記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 雄山閣
発売年月日 2008/05/31
JAN 9784639020448

ひめゆりの塔

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2022/09/11
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映画のひめゆりの塔を見てあとに読み進めた 学生の時に行ったときは衝撃で頭が真っ白に何も覚えていない 戦争の掘り起こしや生きた証を正確に残すことは難しい 詳細に学生一人一人の言動や家族歴、どのような最期となったのか記載 生々しい体験をひとつひとつつなぎ合わせて全体像を伝えることが残されたものの使命と西平先生の生き残った負い目、苦しみの理解や同情もされたくないという想いも 感じる 学校の先生を夢見ていた師範学校女子部、県立第一高等女学校の秀才の学生達、ひめゆり学徒隊がどのように追い詰められたのか地図を見ながら確認し戦禍での想像を絶する恐怖と理不尽さ、読み進めるつらさを味わう  陸軍病院の為に看護要員として訓練 ひめゆり隊以外に白梅隊、瑞泉隊(二高女、首里高女)も多大な犠牲 昭和20年3月23日出勤の際、救急カバンに着替えと最も好きな本一冊、西平先生が選んだ一冊を加えて荷物をまとめた 「出勤ですか。武運をお祈りします。」生徒にはカーキ色の上シャツと軍靴が配給 昼は空襲と集中攻撃、夜は沖縄の四囲に艦隊を配して全島に艦砲攻撃されるため、敵機の来ない夜間に衛生材料の運搬や患者の担送が行われたという 負傷兵が増えると学生の控室がなくなり入り口の腰掛が休息所となり爆撃の犠牲となる 学生は軍医や看護師に足手まとい扱いだったり、負傷兵から八つ当たりされたりと可哀そうな対応だったがそれでも懸命に飯あげや救護に当たったという 6月18日解散命令 生き残れということと捕虜になるなということの大きな矛盾をもつメッセージを伝え国頭突破へ 自決のため壕が自爆されたような黒煙 岩陰で米兵に発見されたところで終焉 ひめゆり同窓会の方、父が死去してあと決着をつけたいとこの本をまとめた松永さんに感謝、少女たちの冥福を祈りたい 沖縄の島を思へば 乙女等の むせぶ声すなり 野にうみに (手記の結び)

Posted by ブクログ

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