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資本主義2・0 宗教と経済が融合する時代
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/06/02 |
JAN | 9784062147163 |
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資本主義2・0
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
エコノミスト水野氏と宗教学者島田氏との対談的な本。 内容を読み、一番興味深く思えたのは、経済の基本的な前提や思想は、ある意味では宗教的であることだった。 ある意味、資本主義もまた思想のような気がしてきた。対談的なので、わかりやすい本だと思う。
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エコノミストの水野和夫氏と宗教学者の島田裕巳氏の対談本。 水野氏は萱野稔人氏との対談本『超マクロ展望 世界経済の真実』で、島田氏は著書『映画は父を殺すためにある』で知った。 島田氏のことは著作を読む前からなんとなく知っていたが、水野氏は上述の対談本で初めて知り、その視点の高さ...
エコノミストの水野和夫氏と宗教学者の島田裕巳氏の対談本。 水野氏は萱野稔人氏との対談本『超マクロ展望 世界経済の真実』で、島田氏は著書『映画は父を殺すためにある』で知った。 島田氏のことは著作を読む前からなんとなく知っていたが、水野氏は上述の対談本で初めて知り、その視点の高さ、スケールの大きさに驚いたことを覚えている。 そのスケールの大きさは本作でも発揮されている。 現代の日本と16世紀のジェノバを低金利というキーワードで結びつけ論じていく展望の広さは気持よくこちらの想定を超えていく。 一方、島田氏も徐々に影響力の広がりを見せ始めているイスラム圏について、欧州が中心になる前の文化の最先端地域であったイスラムの再興という形で歴史のダイナミズムに組み込んで語る。 足元の問題をひとつひとつ解決していくのも大切だと思うけど、こういうスケールの大きな話というのはやっぱり興奮する。わくわくする。 幸か不幸か、両者が指摘するように日本が世界の先頭を走っているのは確かなようだ。 もうキャッチアップする先行者はいないし、これまでみたいに欧米を参考にすることもできない。 世界のパラダイムが大きく変わってきているように、日本も大きく変わらなきゃいけないし、実際に変わるだろう。 読んでいて思ったのは、人間ひとりひとりの頭にも、社会にも、おそらく容量の制限みたいなものがあって、詰め込める情報には限界があるのだろう。 今後、僕らは何を詰め込んで生きていくことになるのか。 それが宗教的な何かなのか、ナショナルな何かなのか、国家の枠を超える何か別の論理なのか、文化的共有感覚なのか、次の論点はその辺にあるような気がする。
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1995年に世界は変わってしまった。 日本は近代化のスピードで欧米を追い越してしまった。 グローバルな金融資本主義の終焉後は資本主義2.0(名前がまだない) の時代となる。 人類は資本(お金)に動かされ翻弄されている。 資本主義の次に何が来るのか、考えさせられる。
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