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取るに足らない事件
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | バジリコ |
発売年月日 | 2008/06/04 |
JAN | 9784862380890 |
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取るに足らない事件
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商品レビュー
3.3
12件のお客様レビュー
敗戦直後、生きるために懸命だった日本人の中で起きた、数多くの事件。その中でも新聞の片隅に小さく報じられ、瞬時に忘れられた取るに足らない事件を集めた一冊。馬鹿だーと笑いながらも、のんきさとほほえましさに(その時代の背景も相俟って)複雑な気持ちになりました。
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軽い気持ちでいろいろとためになる 前知識一切なしに、タイトルと表紙だけ見て読みました。 戦後、昭和20年代の新聞記事をひたすら読みに読んで、「取るに足らない事件」を集めたという本。 いわゆる三面記事本でした。 昭和二十二年末、強盗に入られながら 「おれたちも引揚一家で五...
軽い気持ちでいろいろとためになる 前知識一切なしに、タイトルと表紙だけ見て読みました。 戦後、昭和20年代の新聞記事をひたすら読みに読んで、「取るに足らない事件」を集めたという本。 いわゆる三面記事本でした。 昭和二十二年末、強盗に入られながら 「おれたちも引揚一家で五人の子供がある。その冬着を取られては冬が過ごせない。返してくれ」 と火をおこし熱いお茶を出しながら6時間ほど話し、犯人たち自首。翌日警官とその家を訪れると、なんと白米めしのごちそうを犯人たちにふるまうとか泣ける話や、 今話題の仏像へのいたずらではないですが、国宝如意輪観音を盗んで損壊させたその理由が 「如意輪観音を見て手首が六本もあるのにムカムカして二本もぎとった」 という金閣寺焼いた彼も、仏像に油をかけた(と思われる)海外在住の医師もびっくりな話などなど。 直前に「日本のいちばん長い日」を読んで、感動したのは事実ですが、ここに出ている人たちは特別待遇で、こちらの本に出てくるみたいに食べるものに困って、という世界とは別次元で過ごしていたんだよな、という視線で見てしまうのもまた事実。こういう一般市民を山のように犠牲にしておいた上での成果が敗戦、ということを忘れてはなりません。 さっととった割には、非常にバランスのよい見方ができてよかったな。 あとは、巻末の「マッカーサーはノッペラボー」というコラム部分も収穫。彼が日本に来て行ったこと、更に日本の婦女子をはじめとする市民からどのように思われていたのかということ。そしてどうして日本から去ることになったのか。20ページ弱でまとまっているので非常に参考になりました。 「マッカーサー道路」って最近よく通るのですが、これアメリカに帰ったマッカーサーに感謝して銅像、マッカーサー灯台、道路、スタジアム、さらに神社まで計画されたらしいんです。マッカーサーが指示した道路じゃなかったのね。 軽い気持ちでいろいろとためになる本でした。
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読書録「取るに足らない事件」3 著者 早川いくを 出版 バジリコ p143より引用 “当然である。男は現場にナイフ、そして 印鑑を落としていったのだ。” 目次から抜粋引用 “華麗なるマヌケ野郎 怪しひのど自慢 それ盗んでどうするんですか 謎が謎を呼びまくる お手柄な...
読書録「取るに足らない事件」3 著者 早川いくを 出版 バジリコ p143より引用 “当然である。男は現場にナイフ、そして 印鑑を落としていったのだ。” 目次から抜粋引用 “華麗なるマヌケ野郎 怪しひのど自慢 それ盗んでどうするんですか 謎が謎を呼びまくる お手柄な人々” 「へんないきもの」で有名な著者による、 第二次大戦後の混乱期に起こった、一風変 わった珍事件を集めた一冊。 酒に酔って物を盗らずに帰った強盗や侵入 した賊の武器を素手でたたき落としたおばあ さんの話まで、当時の写真や新聞記事そのも のを上げながら紹介されています。 上記の引用は、強盗が素早く逮捕された事 件についての一節。 犯行現場に自分の身分を証明するものを持っ ていくというのは、なんともうかつなことで す。しかも、この強盗は前科五犯でそこそこ 強盗には慣れているはずでしょうに。 悪いことは長続きしないものなのかもしれま せんね。 「へんないきもの」同様、楽しい語り口で 書かれており、気軽に読むことが出来ます。 扱われている事件も、犯人が捕まった比較的 穏やかなものばかりなので、それ程重苦しい 雰囲気にはなりません。 ただ、戦後の混乱期の大変さというものにつ いて書かれているので、笑ってばかりいても どうかと思います。穏やかに過ごせる今の時 代に生まれることが出来て、本当に良かった と思いました。 ーーーーー
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