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歩いても歩いても

是枝裕和【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2008/05/31
JAN 9784344015142

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商品レビュー

3

19件のお客様レビュー

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2017/06/10

家族の中でのしこりと発せられなかった言葉、どうにもならない喪失感。全体を通じてもどかしさと、僅かな暖かさを感じた。映画監督の原作本みたいですが、文学的な感じです。

Posted by ブクログ

2016/10/16

良多の毒舌な母、上から目線の父、調子者の姉なつき。同情するというかオイラを見ているようだ。今でも実家に帰る時は気を遣うし、疲れる。泊まることは親父から禁止されているから日帰りだ。往復何時間かかると思ってるんだろ(笑)。良多の母は言葉がキツイし、父はいつまで先生気取りなんだと思わせ...

良多の毒舌な母、上から目線の父、調子者の姉なつき。同情するというかオイラを見ているようだ。今でも実家に帰る時は気を遣うし、疲れる。泊まることは親父から禁止されているから日帰りだ。往復何時間かかると思ってるんだろ(笑)。良多の母は言葉がキツイし、父はいつまで先生気取りなんだと思わせるが、彼らはそうすることで自分を保ってるんだろう。良多もそんな家族を結局のところ嫌いにはなれない。家族のいいところでもあるし、歯がゆいところだ。きっと第三者だったら近寄らない。 実家の者と帰省する者の微妙な関係がリアルだったなぁ。っていうかそこばかり残ってしまった。会えば嫌な想いをするから帰省を避けてしまいがちだけど、あと何回会えるだろうと思うとそんなことも言ってられない気持ちになる。

Posted by ブクログ

2015/07/04

親が老いることは仕方がない。死ぬことも多分仕方のないことだろう。ただ、そこに全く関与できなかったことが、ずっと棘のように喉の奥に刺さったままになっている。 人生はいつも、ちょっとだけ間に合わない。 本文で印象的だった文章。 私は主人公よりも若い32歳だけど、親ことを考えると...

親が老いることは仕方がない。死ぬことも多分仕方のないことだろう。ただ、そこに全く関与できなかったことが、ずっと棘のように喉の奥に刺さったままになっている。 人生はいつも、ちょっとだけ間に合わない。 本文で印象的だった文章。 私は主人公よりも若い32歳だけど、親ことを考えるとき最近立場が変わってきたなと思う。 親の愛情はとても深い。と感じ始めるようになってから親への思いが変わってきたように思う。何かしてあげなきゃに。今まで冷たい態度とってたことが悔やまれる。 立場が変わることは少し切なくもある。 人生後悔も多いし、取り戻しもきかない。でも修復は出来るのかな。 この本はどこか温かさ感じる。

Posted by ブクログ

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