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甘粕正彦 乱心の曠野
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2008/05/30 |
| JAN | 9784104369041 |
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甘粕正彦 乱心の曠野
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
歴史の裏側に潜む真実を丁寧に掘り起こし、甘粕正彦の波乱に満ちた人生を描く作品は、470ページにわたるボリュームながら、一気に読み進めたくなる魅力を持っています。大杉栄暗殺事件を中心に、彼の生涯や関わった人物たちの証言を交えながら、満州国という特異な環境の中での甘粕の行動や人脈が浮き彫りにされます。特に、彼が残した絶筆のメッセージや、その死に際の行動は衝撃的で、読者に強い印象を与えます。著者は、甘粕の意外な側面に迫りつつ、彼の人生を通じて当時の社会や人間関係の複雑さを描き出し、教科書では知り得なかった新たな視点を提供しています。全体として、甘粕正彦の人物像を再考させられる内容となっており、歴史に興味がある方には特におすすめです。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大杉栄ら3人を惨殺した「主義者殺し」として知られる憲兵の甘粕正彦元大尉。その後、満映理事長に。 満映時代は、大陸での謀略活動を支援していたらしい。ただ、理事長室で、窓から外を見る姿に寂しさが感じられたという。 本書では、主義者殺しは部下を命令した上司と手を下した部下をかばったためではないかとしている。 甘粕正彦元大尉にとって、満州の意味は何であったのだろうか? 本書でも、関係者の子弟、孫が取材先として出てくる。歴史は脈々とつながっている。
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日本史の教科書などの記述から自分の中に作られてきた甘粕正彦像は狂信的でヒステリックな青年将校というイメージだった。関東大震災のどさくさにまぎれ大杉栄ら3人を独断で惨殺し、事件後満州に飛躍し、暴走する日本帝国陸軍に多いに加担したエキセントリックな人物というキャラクタだ。しかし、事実...
日本史の教科書などの記述から自分の中に作られてきた甘粕正彦像は狂信的でヒステリックな青年将校というイメージだった。関東大震災のどさくさにまぎれ大杉栄ら3人を独断で惨殺し、事件後満州に飛躍し、暴走する日本帝国陸軍に多いに加担したエキセントリックな人物というキャラクタだ。しかし、事実を掘り起こしていくと甘粕正彦はそれほど単純な人物ではなかったようだ。
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大杉事件について真相が明かされた、ことにはなっている。一読者としては、烙印の疑義は充分に認めても、確証にはいたらない。結論付けがいかにも甘いというか、強引ではなかろうか。最終章での娘の甘粕和子さんへの取材記事も、暮らしぶりを含めて省くべき描写が多いと感じた。いかにも元ジャーナリス...
大杉事件について真相が明かされた、ことにはなっている。一読者としては、烙印の疑義は充分に認めても、確証にはいたらない。結論付けがいかにも甘いというか、強引ではなかろうか。最終章での娘の甘粕和子さんへの取材記事も、暮らしぶりを含めて省くべき描写が多いと感じた。いかにも元ジャーナリストらしい、著者の負の側面が垣間見える。どうあれ、近代史の闇の断片を垣間見る上ではよい一冊だった。
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