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卸売が先進企業になる法 流通の新たな機能を狙え!
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日刊工業新聞社 |
発売年月日 | 2008/05/30 |
JAN | 9784526060724 |
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卸売が先進企業になる法
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
「卸中抜き論」はよく耳にするが、実際日本の流通環境では卸がなくなることは現実的ではない。それは、海外の小売に比べて日本の小売は小規模のものが乱立しているからである。 しかし、今後卸売業は物流・与信管理だけを業務としていては小売・メーカーに力負けしてしまう。実際、卸の多くは(大手...
「卸中抜き論」はよく耳にするが、実際日本の流通環境では卸がなくなることは現実的ではない。それは、海外の小売に比べて日本の小売は小規模のものが乱立しているからである。 しかし、今後卸売業は物流・与信管理だけを業務としていては小売・メーカーに力負けしてしまう。実際、卸の多くは(大手も含め)自社のコスト構造を把握できていないというからびっくりだ。メニュープライシングの導入ができているのは、中央物産だけ(以前カルフールがメニュープライシングを要求した際に、それに答えられた唯一の卸)だそうだ。 こういった卸の体系は、以前のマージン設定に由来している。1946年(物価統制令)から1993年まで、三段階建値制(着荷価格基準)であった。具体的には、小売で販売される価格が決まっており、そこから小売は○%、卸は○%の利益確保がおおむね定まっていた。しかし、現在では基本的にすべての商材がオープン価格であり、小売の希望する仕入れ値・メーカーの提示する納価の間にはさまれ、苦しんでいる。 こうした背景から、作者は卸のフィービジネス化を提案しているが、そうしようにも、卸がメニュープライシングを提示できない状態にあるというのだから、困ってしまう。 上記の問題がもっとも大きなところだと考えられるが、そのほかにもアメリカの事例と比較して、卸はカテゴリーマネージメント等のリテールサポート機能を強化していかないことには、存在意義を保つことができないのではないかというような提案がなされている。 自分が実際おろし業者を目にしている中で、その存在価値を明確に確認できなかったが(最重要は、与信管理?と思っていた)この本は本当に明確にその存在背景を説明してくれた。
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特段目新しいことはないものの最近の論調をまとめたもの。 3PLからの卸参入、MDのアウトソーシングで3PMDの発現、受発注専門の3PLなどの形態が露わになっていることが分かる。
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