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白の闇 新装版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2008/05/29 |
JAN | 9784140055434 |
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白の闇 新装版
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商品レビュー
4.3
52件のお客様レビュー
突然目が見えなくなって、それが瞬く間に広がり、街全体に住む人の目が見えなくなる話。 めっちゃ怖かったし、思った以上にディストピア小説でした。 序盤いきなり一人目の目が見えなくなるところからはじまり、ずっと不安、緊張状態が続く。 隔離施設とは名ばかりで、使われなくなった病院に閉...
突然目が見えなくなって、それが瞬く間に広がり、街全体に住む人の目が見えなくなる話。 めっちゃ怖かったし、思った以上にディストピア小説でした。 序盤いきなり一人目の目が見えなくなるところからはじまり、ずっと不安、緊張状態が続く。 隔離施設とは名ばかりで、使われなくなった病院に閉じ込められる失明者たち。 管理する人が誰もいない。真っ当な食事もない。 特に不衛生に関する表現が凄まじい。 う◯こ、とにかくう◯こです。 目の見えない人がトイレじゃないところで普通にするから…もうめっちゃ汚い…すんごい臭い!目が見えないから他人のう◯こ踏んで毎日過ごします みたいな表現が…こおお… もう人が人じゃないというか、動物… 更に目の見えない悪党集団が出てきてから地獄ですよほんと ただ一人目の見える女性が奮闘。 彼女の存在が物語を希望の方へ導いてくれる。 最後の方はその責任に疲れボロボロに…辛かったな そして結局謎が多い。 病気が何だったのか、なぜその女性だけ見えたのか何もわからない。 一体何やったん…え…??となってる間に急に終わる。ラストも喜ばしいような、なんか一抹の不安…モヤ…て感じ。 実際こんなことが起こったら、と思うと恐怖しかないけど、映画や小説みたいな納得できる答えが用意されているわけがないから、リアルな感じでした。 文章に改行がないのでちょっと読みづらい。 誰のセリフかわからないところもあった。 あと人物名が出てこない。「最初に失明した男」とか「サングラスの娘」とか。 色々と特徴的な小説でした! とにかく私にはう◯この印象が強かった…
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作家の高橋源一郎さんが、「感染症を描いて、『ペスト』を超えた、唯一無二の傑作」とおっしゃった通りの名作でした。 正体不明の感染症に対する不安や恐怖は、私たちがこの2年で見てきたものに通じるものがあり、ひたすら共感しました。隔離施設のトラブルは、強制収容所を思わせる残酷さがあり、...
作家の高橋源一郎さんが、「感染症を描いて、『ペスト』を超えた、唯一無二の傑作」とおっしゃった通りの名作でした。 正体不明の感染症に対する不安や恐怖は、私たちがこの2年で見てきたものに通じるものがあり、ひたすら共感しました。隔離施設のトラブルは、強制収容所を思わせる残酷さがあり、非常時の人間の非情を感じます。 秩序が失われた社会で、どう生き抜くか。 視覚としての「見える、見えない」が問題なのか。見えていても盲目なことはないのか、ということを考えました。
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20200218読了 リハビリのPTに教えてもらって即図書館予約 面白い!最初から引き込まれる話です。 信号で停止中の車の運転者の男が、ある時突然目が見えなくなる。 世界が牛乳の白のように白くなり、なにも見えない。慌てる男を家まで送る男。診察する眼科医、眼科の待合にいた人たち…と...
20200218読了 リハビリのPTに教えてもらって即図書館予約 面白い!最初から引き込まれる話です。 信号で停止中の車の運転者の男が、ある時突然目が見えなくなる。 世界が牛乳の白のように白くなり、なにも見えない。慌てる男を家まで送る男。診察する眼科医、眼科の待合にいた人たち…と次々と感染していく。 最初に感染した人は隔離され使われなくなった精神病棟に。次々運ばれる感染者とその周りの人達、 そこで見えなくなった人たちの秩序が壊れていく。誰も見ていないんだし、これでいいかとか、目が見えないからちゃんとできないからここでいいや。みたいなことが度重なり、中で拳銃を持った物が独裁し始め… 供給されていた食料も兵士の目も見えなくなり途絶え、ある日ラジオも電気も車も何もかもが止まる…皆が感染したから 実は眼科医の妻だけ見えていないふりをしてるが目が見えていて、 その妻が… 感染症の敏感なこの時期に、感染力の非常に強いこの白く見えなくなる病気の話はタイムリーでした。 映画化も2008年に『ブラインドネス』というタイトルでされていて、この妻役がジュリアン・ムーア!ピッタリ!! 最初に失明する男が、なんと日本人の伊勢谷友介、その妻が木村佳乃 なかなか面白そう。
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