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注文の多い言語学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大修館書店 |
発売年月日 | 1986/02/01 |
JAN | 9784469211337 |
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1986年刊行。 以前から興味があった千野栄一さんの本をはじめて読んだ。 チェコ語、ロシア語、言語学や翻訳に造詣の深い千野さんによる、ことば周辺のさまざまな話がユーモラスに語られる。 シロウトの私にとって、やや難解だったのはエルガティーフの話やカフカス語界隈の異質性の話だけで、...
1986年刊行。 以前から興味があった千野栄一さんの本をはじめて読んだ。 チェコ語、ロシア語、言語学や翻訳に造詣の深い千野さんによる、ことば周辺のさまざまな話がユーモラスに語られる。 シロウトの私にとって、やや難解だったのはエルガティーフの話やカフカス語界隈の異質性の話だけで、あとはだいたい理解できたし、面白かった。 新たに知ったことは、チェコの人名(姓)は鳥の名前に由来するものが多いということ。※チャペックも 可愛いなあ。 和田誠の『倫敦巴里』という本についての章はインパクトがあった。 和田がいろんな人の文体や口調で、『雪国』のパロをやっている本について書かれている。 和田がまだ有名になりつつあるころらしい。 一応和田氏の経歴の説明があったり、多方面に活躍している、“今では才能ある若手芸術家たちのアイドルの一人”とある。 また、和田氏のパロの話で、作者本人の弁ではないが、引用で“じゃねぇのか、思いだせねえ、など、社会的に層の低い人が使う言葉なので…”とあり、いろんな意味でビックリさせられる…。 米原万里のエッセイにもよくある、翻訳の難しさや、言語とは何か、の最終章は特に楽しんで読めた。 イーグルトンとか大学でやった(やらされた)当時、言語学そのものは嫌いではなかったが、たくさんはやらなかった。 いま再び、この本で、これらを学ぶ機会に恵まれたことを嬉しいと思った。 私も、チェコという国や文化に惹かれるところがあり、またそれらの物語を読みたいと思う。
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≪内容≫ 月刊「言語」での同名の連載をまとめた、言語学に関連するエッセイ。 ≪感想≫ 著名な言語学者である千野栄一氏の言語エッセイ三部作の最終巻。豊富な知識と視点の鋭さにユーモアを添えた文章で、言語学の面白さがよくわかる一冊。 最低限の用語などについては言語学の基礎知識が必...
≪内容≫ 月刊「言語」での同名の連載をまとめた、言語学に関連するエッセイ。 ≪感想≫ 著名な言語学者である千野栄一氏の言語エッセイ三部作の最終巻。豊富な知識と視点の鋭さにユーモアを添えた文章で、言語学の面白さがよくわかる一冊。 最低限の用語などについては言語学の基礎知識が必要となるが、とにかく平易に、面白く読めるように、という筆者の努力がひしひしと伝わってくる。翻訳について、よいレポートについて、格について、カフカス諸語について、など扱うテーマも多岐にわたり、言語学という学問の間口の広さ、深さを再認識させられた。
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