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赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/06/09 |
JAN | 9784167670078 |
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赤絵の桜
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商品レビュー
3.6
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とにかく面白かった!最後の方を読み進めるうちになんとなーく結末がわかってくるけれども、それをはるかに超越した多幸感にあふれるラストは最高すぎる。そして伊勢屋も政八もいい人になってきている感じ。全く趣旨は違うが、読み終えてなんとなく鬼平犯科帳の「密偵たちの宴」を思い出した。
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『損料屋喜八郎始末控え』シリーズ2作目。5編からなる連作。再読。 * * * * * 1作目より更に趣向が凝らされ、楽しませてくれる作品に仕上がっていました。 前半3編の中心は定番どおり喜八郎の活躍なのですが、伊勢屋については人間味溢れる意外な横顔も描かれて...
『損料屋喜八郎始末控え』シリーズ2作目。5編からなる連作。再読。 * * * * * 1作目より更に趣向が凝らされ、楽しませてくれる作品に仕上がっていました。 前半3編の中心は定番どおり喜八郎の活躍なのですが、伊勢屋については人間味溢れる意外な横顔も描かれていて、シリーズの奥行きを広げてくれていました。 特筆すべきは後半2編です。 まず、喜八郎と伊勢屋という知恵者が騙りに遭う「逃げ水」。首謀者はなんと江戸所払いとなった笠倉屋でした。おまけに笠倉屋本人は最後まで姿を現さず書状のみの登場で、意趣返しというよりピリッと辛い無沙汰の挨拶という設定が、全くもってシャレていました。 そして最終話「初雪だるま」が秀逸でした。 喜八郎と秀弥以外のレギュラー陣が手を組み恋には奥手な2人を取り持つという内容で、実にいい年になりそうなエンディングとなっています。 2作目にしてシリーズ完結かと思わせるほどの出来栄えでした。満足しました。
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2011.1.16(日) 2018.7.2(月)¥200(-2割引き)+税。重複購入 2018.7.27(金)。
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