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黒水村 一迅社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 一迅社 |
発売年月日 | 2008/06/15 |
JAN | 9784758040068 |
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黒水村
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黒水村
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商品レビュー
3
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
玲佳は小説家を夢見る女子高生だった。そんな彼女は、学校の企画に参加するため、とある村へと赴く。やっとの思いでたどり着くと、そこは黒く薄汚れた、異様な村だった。あまりの様子に不安を覚えながらも、企画のプログラムをこなそうと奮闘するが……。 *** ホラー小説や怪談本を多数手がけている作者さんが執筆したライトノベル。ライトノベルなので絵柄はかわいいが、内容はなかなか恐ろしい。村に入る前に目撃される異様な儀式、その先にある過疎化した限界集落、訛りのキツイ村人、気持ち悪い植物、村で守らなくてはいけないしきたりに、不気味なわらべ歌、村独自の風習などなど、閉鎖的な集落を舞台にしたホラーに欠かせない要素がたくさん詰め込まれていた。それぞれが喧嘩をすることなくマッチしていたと思う。語り口は軽く、サクサク読みやすいが、その文体でも迫りくる不気味な声や、降りしきる黒い雨の描写は気持ちが悪かった。序盤は村の異様な雰囲気に怯えながら読んだが、中盤になってからは怖さと面白さが半々ぐらいで駆け抜けていった。ひたりひたりと背後から怨霊が忍び寄る、ジャパニーズホラーの展開ではないが、圧倒的な脅威を以って走り寄ってくる様に、心臓が縮んだ。強大な敵を討ち滅ぼし、目的を砕くというような展開も待っていて、飽きなかった。様々な要素を楽しむエンタメ系ホラーだったという印象。 最後は、全てを解決したという雰囲気も醸し出しつつ、不安な余韻も残しつつ終わっていった。最後に、出てくる高校生の一部が割とハイスペックなので何でも許せるという精神で読んだほうがいいかな。こんなこと、できるわけないじゃん、と思ったその瞬間からこの本の面白さがなくなると思う。あと、クトゥルフ神話を読んだ事がある人はニヤッとする要素もあるのかもしれない。私は残念ながらクトゥルフ神話は読むのに躓いてほぼ未履修だが、一齧りしている私にも、何となくではあるがそうじゃないかな?と思う要素があったので。
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濃密な世界観を楽しめる作品。視覚的恐怖と理解し侵食される恐怖、この二つのものがキャラクターに置かれていて非常に好感触。ラストには仕掛けと恐怖が大きくなっていくが、それゆえに好みは別れるかもしれない。
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あー、B級的での閉鎖空間伝奇物です。 夜に読むと少しは怖いかな?といった感じで。 絵は可愛いです。 あとじゃ、もう少し『閉鎖空間』と言うキーワードを生かして欲しかったなあと。
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