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ニック・シャドウの真夜中の図書館(4) ネコばあさん

ニックシャドウ【著】, 上川典子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ゴマブックス
発売年月日 2008/05/19
JAN 9784777109357

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商品レビュー

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2021/04/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

ゲームセンターで出会った少女クリッシーに誘われ、度胸試しのゲームをすることになったルークとアニル。怖いものを克服するためと気軽に始めたゲームだったが、内容が段々とエスカレートしていった! *** ニック・シャドウシリーズ第四作目。巻を追うごとに人間の悪意みたいなものが酷くなってきてて読んでいて本当に「ヴッ!」となる。なんだこれ本当に児童書なの?こんなの子どもに読ませたら本当にトラウマになる。幽霊怖いとかモンスターが怖いとかじゃなくて、人間の本能的な怖さだったり、嫌悪だったりをここまで的確に突いてくるのは素晴らしいの一言だが、勘弁してください……。読んでいて面白いと、どうなるか先が気になるという感情と、どうせ絶望しか待ってない、登場人物が不運になる道しかないから読むのが辛いという感情が読書中に常に拮抗している。特に怖かったのは、「勇気がある者が勝つ」。この本の紹介文として載せているのがこの話なのだが、今まで読んできた全12話の中で一番ぶっちぎりで怖かった。 ほかの11話は人間的な怖さもあるのだが、どこかオカルトめいたようなものや侵略されているような雰囲気のSFホラーのような要素があった。だが、この話に至って殆どが人間の悪意によって構成された恐怖といった感じ。登場人物を恐怖と絶望に叩き込んだ人物が、人間だったかそれとも人間の格好をした悪魔だったかは定かではないのだが、人間だったらと考えると本当にぞっとする。よくもまあ、ここまで他の人間を陥れることができるものだと感心するほどに。私は読者として冷静な立場でルークとアニル、クリッシーのやり取りを見ているので、端々にクリッシーのおかしさが、気味の悪さ、不可解さに気づくことができる。 作中のルークたちが全くこのクリッシーの性質に気づいていないわけでは無いのだが、なぜか悪魔にたぶらかされた人間のように、いともたやすく彼女の言葉を信じ、その通りに行動してしまう。恐怖の克服といって行き過ぎた、とんでもないことをさせられているにもかかわらず、ホイホイとついて行ったり、クリッシーの要求に応じたり……。クリッシーのひどい仕打ちに怒っていたのに、次の日に彼女と話をすると、ころっと許したりして違和感がすごい。この違和感が、読者に悪い予感を植え付けて行くのだが、これが本当に怖くて堪える。 案の定、最後は悲惨な結末を迎えてしまったわけだが、この悲惨な最後も壮絶で、思わず絶句。 自分がその立場だったらと考えると(考えたくもないレベルの結末)本当に鳥肌が立つ。起きてしまった出来事事態も怖いが、ルーク達に襲いかかる底無しの悪意に戦慄した。本当にコイツは人間なのか?呵責とか罪悪感はどこに忘れてきたのだ……。今月はこのニック・シャドウシリーズを読みきる腹積もりだったのだが、あと11冊が同等の内容、あるいはもっと残酷な物語だと言うのなら厳しい。 間に他のもうちょっとライトなホラーを挟むか、思い切り面白い話を挟んで休憩をとらないと辛い。

Posted by ブクログ

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