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睡蓮の池 ステフィとネッリの物語2
定価 ¥2,200
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新宿書房 |
発売年月日 | 2008/05/30 |
JAN | 9784880083865 |
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睡蓮の池
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睡蓮の池
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1年前、ナチスの迫害から逃れるために妹と二人きりでウィーンからスウェーデンの島にある養親の元にやってきた13歳のステフィは、夏のバカンスで島に来た医者夫妻の厚意と奨学金を得て、イェーテボリの中学校へ通うことになった。ウィーンの両親のことが気がかりではあったが、久しぶりの都会と下宿...
1年前、ナチスの迫害から逃れるために妹と二人きりでウィーンからスウェーデンの島にある養親の元にやってきた13歳のステフィは、夏のバカンスで島に来た医者夫妻の厚意と奨学金を得て、イェーテボリの中学校へ通うことになった。ウィーンの両親のことが気がかりではあったが、久しぶりの都会と下宿先の5つ年上の息子スヴェンとの生活が楽しみだった。 ところが、医者の「奥さま」は、彼女を家族と同等に扱おうとはせず、初めて帰省するはずだった週末にはパーティのための給仕をさせ、客に「貧しい漁師の養女」と紹介する。 同じ奨学生のマイと友だちになり誠実を誓ったが、クラスの女王さま二人組には、スヴェンと付き合っていると虚勢を張ってしまう。 スヴェンはスヴェンで、彼女には優しいが何か秘密を抱えているようで……。 だんだんと困窮していく両親への心配、友人関係、恋愛、自分への不当な扱い等々に悩みながら、周囲の人たちの助けを得て進んでいく少女の物語。 『海の島―ステフィとネッリの物語』の続編。 *******ここからはネタバレ******* 戦争の影が忍び寄りつつも、あまり現実感がない中で生活しているスウェーデンの人たちと、戦争と迫害の中に両親を置いてきたステフィとの温度差が胸に痛い。 老い始めてきたメルタが厳しさの中に愛をより濃く滲ませ始めた様子に心和む。 ウィーンの家を出て、島の家も出て、イェーテボリで生活する彼女の、ゆらぐ「家」感にも納得する。 ただ、物語の運びには目新しさがなく、少々退屈であった。 また、ストーリーが多岐にわたるせいか、少々疑問点も残る。 5階建てでリフト付きのマンションに住む裕福なご一家が、なぜ夏に「貧しい漁師」の家にバカンスに来たのか?なぜ長女の素晴らしい部屋(ステフィの下宿している部屋)の窓から見えるものが物置小屋とゴミバケツの置かれた裏庭だったのか? なぜスヴェンは、ステフィを部屋に招き入れ、二人きりでベッドに腰掛け肩に手をやり彼女の涙を拭いてやり……しておいて、「妹」と思っているって言えるのか!!!?(←女の敵だ) 13歳にしては大人な少女の気持ちの揺れがとてもよくわかるが、今作はちょっとアダルト向け(笑)なので、小学生以下には薦めません。
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島からイェーテボリのお医者様の家に寄宿させてもらい、中学校に通いはじめるステフィ。となりの部屋にはお医者様の息子であるあこがれのスヴェンもいて、新しい生活は希望に満ちていた。でもお医者様夫妻は、スティフィを住まわせているのはあくまでも「慈善」だと考えていて、人に紹介するときにも、...
島からイェーテボリのお医者様の家に寄宿させてもらい、中学校に通いはじめるステフィ。となりの部屋にはお医者様の息子であるあこがれのスヴェンもいて、新しい生活は希望に満ちていた。でもお医者様夫妻は、スティフィを住まわせているのはあくまでも「慈善」だと考えていて、人に紹介するときにも、自分たちの寛大さ、鷹揚さを誇示するための手立てとしてしか考えていない。 少しずつ厳しくなる戦時中の状況。「中立」のスウェーデンも、じつにあやういバランスの上に立っていることがよく伝わってくる。故郷に残してきた両親の状況も刻々と悪化。そしてお医者様一家との深まる溝、自分を小さな女の子としてしか見てくれないスヴェンへの募る思いといらだち。 もどかしい第2巻だけど、ぎりぎりのところでステフィが見せる芯の強さがすばらしい。この強さを愛せるかどうかでこの物語に寄せる気持ちは変わってくるだろう。わたしは、とても好きだ。
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このシリーズで断トツに好きなのは、メルタとエヴェルトだな〜。 ステフィとネッリも少しずつそれぞれの生活に慣れてきて、距離が出てきたのが悲しい。そしてパパとママからの手紙が毎回切ないです。
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