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死者のあやまち ハヤカワ文庫
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死者のあやまち ハヤカワ文庫

アガサ・クリスティ(著者), 田村隆一(訳者)

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死者のあやまち ハヤカワ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1983/06/30
JAN 9784150700720

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死者のあやまち

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商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

クリスティーのポアロ…

クリスティーのポアロ物の一つです。作家オリヴァの考えた遊戯(犯人探しゲーム)の最中に死体役の少女が本当に殺されてしまうというストーリです。これは、途中で犯人が分かったらその人は天才です。登場人物も多く、不可解な殺人が続発して収集がつかなくなる中次の展開が読めません。最後の最後まで...

クリスティーのポアロ物の一つです。作家オリヴァの考えた遊戯(犯人探しゲーム)の最中に死体役の少女が本当に殺されてしまうというストーリです。これは、途中で犯人が分かったらその人は天才です。登場人物も多く、不可解な殺人が続発して収集がつかなくなる中次の展開が読めません。最後の最後まで展開が読めませんでした。

文庫OFF

2023/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新訳版読了後記載  クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。相棒はオリヴァ夫人。  再読によりクリスティの作品を沢山読み返しているが、久しぶりにオリヴァ夫人の熱量に討たれた。ポアロシリーズは周辺人物も魅力的だが、何故か少し苦笑いしている様に見えるポアロが新鮮であり、彼に対して突進してくる様なオリヴァ夫人のおばちゃん感はとても魅力的で実は好きなコンビだ。クリスティはオリヴァ夫人に自身を投影している様だが、これだけ生き生きとした登場人物は他の作家でも中々思い出せないし、本当に魂がある様に錯覚させられてしまう。  今作では、ポアロにオリヴァ夫人からいきなり電話がかかって来て怒涛の如く捲し立てられ、ミスレモンが呆れる熱量でなにも知らないままのポアロを引っ張り出す荒技だ(笑)現地のナス屋敷に赴いたポアロにオリヴァがお祭りの為に考えた殺人ゲームの表彰者になってくれといわれた時の彼の自尊心が怒りに震えてある描写は読者にもありありと伝わるが、彼女がポアロを呼び寄せた本心はこの屋敷に蔓延る不穏な空気であり、中傷的だが感覚の鋭いオリヴァの話を受け入れ、このナス屋敷で開催される地域のお祭りに参加する。その中でオリヴァが考案した殺人ゲームの死体役が実際に殺害され、合わせて屋敷の夫人が失踪し行方不明になる。  今作もやはり序盤から面白く、オリヴァに振り回されるポアロはある意味お約束であり読者の大好物のはずだ(笑)長編に相応しく最後数ページ迄真相が見えてこないスリリングな展開はとても面白く、読者も同じ道筋を辿りながらも納得のいく推理に中々進んでいかない。そんな中、ボート管理人の老人が酔って誤って池に転落し亡くなった事を受け、そこから物語が進展し、一気に解決へと進んでいく。  クリスティの作品では人物の入れ替わりや変装がよく登場するが、今作はよくその効果を活用している。ハティを訪ねてくる従兄のド・スーザという人物を効果的に見せる事で読者を混乱させており(当然、長らく女史の作品を読んでいればまず疑う人物なのだが)実際にかれの作用が何にたいしてなのか、何を偽装する為に彼を登場させたのかは巧妙の限りだ。しかし、少なくともフォリアット夫人がもう少し彼女の家族やハティについて証言したり描写しなければ、読者はこの真相を思いつかないだろう(冒頭、ボート管理の先代から使える老人が匂わせており、色々と疑ってはみたが。) クリスティの作品では犯人以外の人物達は事件後幸せになる事が多く、今回例に漏れず科学者夫婦のロマンスは好転する予測があるが、フォリアット夫人には更に悲しい結末が用意され、彼女の人生はリドルストーリーの様に締められており、もしかすると悲劇的な最後を選んでいるのかも知れない。  クリスティ作品の中でも悲哀に満ちたいる作品であり、プロット、トリック、余韻とどれをとっても満足度の高い作品だ。

Posted by ブクログ

2023/08/20

ポアロでは珍しい子供の犠牲者が出る。 中々話が前に進まない展開ですが、残りページ少なくなってからのポアロの推理が早い!!こんだけのページで終わるの!?と違うトコロにハラハラした。

Posted by ブクログ

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