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黒死館殺人事件 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2008/05/20 |
| JAN | 9784309409054 |
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黒死館殺人事件
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黒死館殺人事件
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商品レビュー
3.6
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変格探偵小説の傑作。 愈々、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』を読み終えた。大学院の卒業論文のために手に取った作品ではあるが、正直に言って、言葉に尽くせないほど面白かった。 私は『ドグラ・マグラ』と『虚無への供物』も所持しているが、これまで読了していたのは『ドグラ・マグラ』のみだった。同じく「三大奇書」と称される作品でありながら、『黒死館殺人事件』は『ドグラ・マグラ』とは趣を異にし、本格探偵小説そのものを戯画化・パロディ化した作品であるという印象を受けた。 探偵・法水麟太郎の超人的な推理力と、過剰ともいえる衒学的知識の応酬は圧巻である。しかしその一方で、論理はあまりに錯綜し、ついには「犯人を確実に捕らえる」という本格探偵小説の定型から逸脱していく。この破綻すれすれの構造こそが、小栗虫太郎の魅力であり、長所なのではないかと思う。 本来、本格探偵小説において名探偵は謎を解き、犯人を指摘する存在である。だが本作の面白さは、あり得ない犯罪構造、理解の及ばぬほど錯綜した推理、そして極度に難解な漢字表現にある。その読書体験そのものが、ある種の知的迷宮なのだ。 先ほど「卒業論文のために読んだ」と書いたが、実は現在、本作の英訳を準備している。ところがこの小説には、日本的とも欧米的とも言い切れない独特の雰囲気がある。作中には欧米の学術論文や英語表記が頻出するが、イギリス人である私にとっても、それらが必ずしも明確に理解できるとは限らなかった。むしろ、小栗虫太郎が想像した「欧米」の姿には、どこか人工的で不気味な印象さえ覚えた。 それでも、国文学と探偵小説を愛する者として、この作品を卒業論文のために再読できることを、今から楽しみにしている。
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推理小説としての内容云々の感想は、これを言葉にしても仕方がない、そんな小説と思った。暗号解読(p.417~p.422)は「コジツケにも程がある」と思うし、そもそも探偵がこの事件を解決したとは思えない。法水麟太郎らの行ったことを言語化するなら“殺人事件の顛末を最後まで見届けた”とい...
推理小説としての内容云々の感想は、これを言葉にしても仕方がない、そんな小説と思った。暗号解読(p.417~p.422)は「コジツケにも程がある」と思うし、そもそも探偵がこの事件を解決したとは思えない。法水麟太郎らの行ったことを言語化するなら“殺人事件の顛末を最後まで見届けた”というのが適当と思う。これは推理小説ではなく、推理小説のパロディ/パスティーシュといったもの、というふうに考え直すと、先の暗号解読や、熊城による“大階段の裏”の壁面破壊(p.350)――本当に彼は捜査局長なのか?――という行動も受容できるというもの。 この小説の映像化なんて話はついぞ聞かないが、この小説から怒涛の衒学趣味を削り落としたら、すでに探偵モノのコメディ脚本が出来上がっている状態なのかも、と想像する(ただし、ワトスン役の支倉検事がツッコミ下手なので、そこは演出の工夫が必要か)。
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教養文庫版で何回か読んだけどあまり理解できずに今回は河出文庫版で挑戦(笑)やはり最初の殺人事件の後から法水の話が・・・。しかしそこを何とかクリアするとあとは引き込まれていくような物語(笑)きっとまだ完全には理解しきれていないんでしょうが引き込まれていくすごい小説なんですね(笑)
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