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十九、二十 朝日文芸文庫
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十九、二十 朝日文芸文庫

原田宗典(著者)

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十九、二十 朝日文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 1996/04/17
JAN 9784022641052

十九、二十

¥220

商品レビュー

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2024/05/23

真夏のムシムシとした暑さが作品全体を包んでいて、その中で展開される人間ドラマが面白い。 19、20歳でこの本に出会えなければ、ただの貧乏学生のありきたりな青春を眺めただけで終わってたと思う。 20歳になるということは、それまでと特になにも変わらないようにも思える(実際この前自分が...

真夏のムシムシとした暑さが作品全体を包んでいて、その中で展開される人間ドラマが面白い。 19、20歳でこの本に出会えなければ、ただの貧乏学生のありきたりな青春を眺めただけで終わってたと思う。 20歳になるということは、それまでと特になにも変わらないようにも思える(実際この前自分が20歳になった瞬間も、何かが大きく変わったとは思わなかった)。しかし実際は、自分の中で社会的に大きな変革が起きていることに気がつく。金、恋愛、家族、人生に関する責任や大きなリスクが生まれることを感じさせてくれた。 自分という存在を外側から客観視してみるきっかけを与えてくれる本。 拒絶するほどのシモではないと思うけど、読む人によっては苦手なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2010/09/21

未成年から成人となる青年の、ちょっとした物語。19歳から20歳になるときの。だからタイトルが『19,20』 成人になったからといってものすごいことが起こるわけではない。しかし、その何でも無いものを、誰もが通過する。筆者はそこに注目して物語の焦点にしている。 主人公はアダルト関係の...

未成年から成人となる青年の、ちょっとした物語。19歳から20歳になるときの。だからタイトルが『19,20』 成人になったからといってものすごいことが起こるわけではない。しかし、その何でも無いものを、誰もが通過する。筆者はそこに注目して物語の焦点にしている。 主人公はアダルト関係の事務所でバイトを始めることになった20歳手前の青年。彼の目を通して見た世界はどれもくだらなく写っている。そして、20歳になる。事務所の社長に連れられて、モデルの写真を屋外で撮りにいった。そのとき見た元カメラマンの社長の目の輝きに、主人公は光をみる。 19から20になったときは、何をしていたっけ。。と、読みながら考えてみるのもいいのではないだろうか。

Posted by ブクログ

2008/03/02

原田氏の小説には、要らぬ見栄とか、体裁を気にしてうっかり挟み込んでしまった余計な描写が多くて読んでてうざったい気がしてましたが、この作品にはかなり生々しい、ほんとうにリアルな19歳の姿が描かれていて驚嘆しました。 19、20歳の人が読めば大きな感動を得られると思います。 それ以...

原田氏の小説には、要らぬ見栄とか、体裁を気にしてうっかり挟み込んでしまった余計な描写が多くて読んでてうざったい気がしてましたが、この作品にはかなり生々しい、ほんとうにリアルな19歳の姿が描かれていて驚嘆しました。 19、20歳の人が読めば大きな感動を得られると思います。 それ以下の年齢の人が読むと、きっと心でっかちな、どこか背伸びした緊張感を強いられて辛いかもしれません。 それ以上の年齢の人が読むと、皮肉な笑いを浮かべてそれで終わりになるかもしれません。 自分は19歳のときに読みました。いえーい。

Posted by ブクログ

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