1,800円以上の注文で送料無料

樹の声 海の声 4 第二部 下 朝日文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

樹の声 海の声 4 第二部 下 朝日文庫

辻邦生(著者)

追加する に追加する

樹の声 海の声 4 第二部 下 朝日文庫

定価 ¥528

330 定価より198円(37%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 1985/11/01
JAN 9784022603340

樹の声 海の声 4 第二部 下

¥330

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/08/27

川路との離婚問題に決着のつかないまま、彼とヨーロッパ旅行に出かけることになった咲耶は、インドで大臣を務めるマスードから熱烈な愛の告白を受けます。 その後、マルセイユに到達し、フランス、イタリア、イギリスなどをめぐった彼女は、ヨーロッパの精神にじっさいに触れることになり、日本にい...

川路との離婚問題に決着のつかないまま、彼とヨーロッパ旅行に出かけることになった咲耶は、インドで大臣を務めるマスードから熱烈な愛の告白を受けます。 その後、マルセイユに到達し、フランス、イタリア、イギリスなどをめぐった彼女は、ヨーロッパの精神にじっさいに触れることになり、日本にいたときから激しく求めてきた自由を生きている人びとに強い感銘を受けます。一方で、川路に対する思いは、一時のような動揺をもたらすものではなく醒めたものとなり、彼という人間を理解しながらも、けっきょくはともに添い遂げることのできないひとだという確信をいだきます。 帰途、マスードの慫慂を受けてインドに立ち寄った二人は、そこでヨーロッパが理解することのできなかった、まったく異なる人びとの暮らしを目にします。ここでも咲耶は、川路と意見のちがいを生みながらも、世界についての経験を深めていきます。 自由にあこがれていた近代の日本人女性が、海外での経験を通じて見聞を広げていく様子がえがかれています。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品