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未来派左翼(下) グローバル民主主義の可能性をさぐる NHKブックス1110
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
| 発売年月日 | 2008/04/26 |
| JAN | 9784140911105 |

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未来派左翼(下)
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
原題は『さらば、左翼』。問題意識と主張は真っ当だが、日本の現状からはあまりにもかけ離れている(「左翼」のだらしなさへの批判だけはあてはまるが)。逆説的に、現代の日本はどこまでも世界の「周縁」にすぎないことを気づかせてくれるとも言える(本書で日本に言及しているのはトヨタの「カンバ...
原題は『さらば、左翼』。問題意識と主張は真っ当だが、日本の現状からはあまりにもかけ離れている(「左翼」のだらしなさへの批判だけはあてはまるが)。逆説的に、現代の日本はどこまでも世界の「周縁」にすぎないことを気づかせてくれるとも言える(本書で日本に言及しているのはトヨタの「カンバン方式」に関する個所のみ)。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] いまや保守化し自己保身に終始するようになった左翼たち。 「前衛」「改革」「革命」などの創造的ビジョンはどこへ行ったのか? 左翼は本来のクリエイティビティを失ったのか? シアトルやジェノヴァでの抗議デモ、ブラジルにおけるルラ大統領の試み、パリの郊外からフランス全土に広がった叛乱、不安定労働者たちによる自律的なデモ行進…一九八九年以降、およそ一五年の間に世界中で起きた出来事を分析し、そこに、未来への道を切り開く「新たなる創造性」を見出す。 コミュニズムの予兆を探る、ネグリ待望の新刊。 [ 目次 ] 3 グローバル民主主義のさまざまな予兆(アメリカン・ヘゲモニーの終焉―イラク戦争から考える;マドリード・コミューン―列車爆破事件から考える;運動とともに行う統治―ブラジル・ルラ政権から考える;「帝国」貴族たちの思惑―ダヴォス会議から考える;二一世紀、中国のゆくえ―天安門事件以降から考える;宗教と政治の関係―イランの現在から考える) 4 目覚めよコミュニズム(プレカリアートは未来へ向かう―May Dayから考える;統一ヨーロッパの役割―イタリアから考える) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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マルチチュードの活動は、ベルリンの壁崩壊以降、世界規模で進展している。例えば、「もうひとつの世界は可能だ」というオルターグローバリゼーションの活動は、シアトル他世界各地でのデモとなって現れた。 マルチチュードの活動は、党派を形成しない。党派や政治理念の違いを超えて、世界各所で抵...
マルチチュードの活動は、ベルリンの壁崩壊以降、世界規模で進展している。例えば、「もうひとつの世界は可能だ」というオルターグローバリゼーションの活動は、シアトル他世界各地でのデモとなって現れた。 マルチチュードの活動は、党派を形成しない。党派や政治理念の違いを超えて、世界各所で抵抗が起こっている。パリ郊外からフランス全土に広がった叛乱、チベット独立運動、メキシコのサパティスタ蜂起、マドリード・コミューン、ブラジル・ルラ政権の経済躍進などに、ネグリはマルチチュードの活動を感じている。日本における派遣社員の待遇改善、格差社会の是正を求める抗議活動も、マルチチュード的な活動の一種だろう。 「ようするに彼らは、自分たちがまっとうな生活を営む権利には議論の余地はない、即座に認めろ、と宣言しているのです。具体的に言えば、彼らの望みは、住む場所を見つけ、眠り、食べ、学ぶこと、もちたいときに家庭をもち、多様な情報と文化を生み出したり利用したりすること、遊び、自由に<知>を交換し、健康に気を使い、あらゆる富を創造すること、自由に移動したり定住したりし、都市生活に参加すること、新たな公共空間や社会的生活様式をつくり出すこと、なのです」(下巻 p.183) 日本でも個人はネット上で自由に意見表明することができる。文章、画像、動画、音楽様々な形式の情報を個人で生産し、流通させることが可能だ。情報技術のプラットフォームとインフラが、グーグルやアップルなどアメリカのグローバル巨大企業に独占されているとしても、社会変化の可能性は、マルチチュードの情報生産ネットワークから生まれる、と信じるしかない。
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