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資本主義と自由 日経BPクラシックス
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資本主義と自由 日経BPクラシックス

ミルトンフリードマン【著】, 村井章子【訳】

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資本主義と自由 日経BPクラシックス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP社/日経BP出版センター
発売年月日 2008/04/21
JAN 9784822246419

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商品レビュー

4.1

79件のお客様レビュー

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2026/03/07
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フリードマンの思想を貫くのは、政府の裁量を徹底的に排除し、個人の選択と市場のルールを最優先する姿勢です。 1. 通貨制度と中央銀行のあり方 フリードマンは、1930年代の大恐慌を「市場の欠陥」ではなく、連邦準備制度(FRB)という「政府の失敗」によるものと結論づけました。 FRB不要論の背景 中央銀行がその時々の判断で金利や通貨量を操作する(裁量)ことが、かえって景気の不安定化を招くと批判しました。彼は、通貨供給量を機械的に毎年一定率で増やす「kパーセント・ルール」を提唱し、中央銀行を自動販売機のような存在にすべきだと考えました。 金本位制への批判 1960年代のブレトンウッズ体制を「偽物の金本位制」と呼びました。政府が金の価格を固定しながら、国内の景気対策のために通貨を増発するという矛盾(価格統制)が、必然的にシステムの崩壊(ニクソン・ショック)を招くと予言していました。 2. 自由貿易と産業保護の対立 フリードマンにとって、貿易の目的は「輸出」ではなく「輸入(消費)」による国民の豊かさでした。 関税の本質 関税は輸出企業への打撃ではなく、自国の消費者に対する「隠れた増税」であると断じました。安価な輸入品を排除して効率の悪い自国産業を延命させることは、国全体の生産性を下げ、政治的な利権を生むだけだと批判しました。 安全保障とのジレンマ 現代の視点では、製造業の衰退が安全保障のリスクとなっています。フリードマンは、もし特定の産業が国防に不可欠ならば、関税ではなく「国防予算からの直接補助」で行うべきだと主張しました。これにより、国民がそのコストを明確に把握し、政治的な恣意性を抑制できると考えたためです。 3. 教育制度と市場原理 公立学校による教育の独占を、自由を損なうものとして批判しました。 教育バウチャー制度 政府は学校を直接運営するのではなく、親に「教育クーポン」を配り、私立・公立を問わず自由に選ばせるべきだという提案です。これにより、学校間に「選ばれなければ予算がなくなる」という競争原理を導入し、質の向上を狙いました。 格差に関する論争 反対派は、優秀な生徒が私立に流れる「クリーム・スキミング」を懸念しますが、フリードマンは「現在の住む場所(不動産価格)によって教育格差が固定化されている制度こそが不平等だ」と反論しました。 結論:効率か、あるいは生存か フリードマンの理論は、徹底した経済合理性に基づいています。しかし、現代の世界は、彼が「非効率」として切り捨てた「政府の介入」や「産業保護」を、国家の生存(地政学リスク)のために受け入れざるを得ない局面を迎えています。 彼の警告は、私たちが安全や平等と引き換えに、どれだけの自由と経済的活力を失っているのかを常に問い直す鏡のような役割を果たしています。

Posted by ブクログ

2026/01/09

格差是正、資本主義の限界など、ふんわりと課題に感じていた点を友人に伝えたところ、自由主義の代表にあえて触れてみるのがいいのではとのことでお勧めされた。 結果としては、非常に面白く読むことができた。 彼自身は小さな政府を好み、個人の自由を保証すること。 市場の自由は結果的に政治的...

格差是正、資本主義の限界など、ふんわりと課題に感じていた点を友人に伝えたところ、自由主義の代表にあえて触れてみるのがいいのではとのことでお勧めされた。 結果としては、非常に面白く読むことができた。 彼自身は小さな政府を好み、個人の自由を保証すること。 市場の自由は結果的に政治的な自由を生む。という前提に立つ。 そして、格差是正についても今のベーシックインカムに類するものや、再教育、税制のシンプル化など50年代にここまでの内容に踏み込めていた彼の慧眼には驚きを隠せない。 個人的には、ピケティが説いた資本主義の限界へのアプローチを組み合わせることで十分に現代に適用されると思うので、彼のほかの著書も読んでみたい。

Posted by ブクログ

2025/09/14

個人的には今年読んだ中で一番の名著 自由とは何かから入り、当時(1962年)の経済政策の間違っている点などを分かりやすく解説している また、60年以上経っている現代にも多くが適用できることで、これほどまでに的を得た解説をすることに先見性が凄いと言わざるを得ない

Posted by ブクログ