見て見ぬふりか、ゲンコツか 腑抜け状態の教育現場にダンクシュート！

田中國明【著】

• 販売会社／発売会社: 主婦の友社
• 発売年月日: 2008/04/09
• JAN: 9784072611951

商品レビュー

2013/05/05

はじめに

第1章　私の流儀　その1　ゲンコツが「頑張るくせ」を生み出す
　バスケットボール賛歌
　もう少しで「鬼」から「殺人者」になりかけた
　「頑張るくせ」は人生の価値を高める
　夢はまわり一面ガラス張りのバスケコート
　"気合の一発"にはパワーがある
　忘れられない「33cmの足跡事件」

コラム　「僕ら、ボコボコに殴られましたけど・・・それが何か？」
　タバコ、見つかりました（22回生・田中繁）
　雑巾バケツの水のうまかったこと！（18回生・廣渡孝）
　ああ、上野駅（19回生・緒方利満）
　「ダイゴー高校」と呼ばれた頃（21回生・木部弘道）

第2章　私の流儀　その2　「誉めて伸びる」なら苦労はいらない
　生涯でたった1度！　父兄へのゲンコツ
　「傷害で警察に訴えちゃるけんのォ～」
　体罰を好む教師などいない！
　こうして「鉄拳伝説」が誕生した
　子供バスケも「田中の流儀」で！
　ゲンコツが生み出す「限界からの一歩」
　ハングリー精神は「死語」と化したか？
　社会からの脱落とゲンコツ、どっちを選ぶ？
　才能ある選手との別れ
　本当に大切なものを見失っていないか？
　権威者には権威者の義務がある

コラム　「僕ら、ボコボコに殴られましたけど・・・それが何か？」
　シゴキから救ってくれるものと思っていたら・・・・・・（29回生・石原勝幸）
　先生の焼酎、割ってしまいました（27回生・瀧口貴夫）
　2時間45分、右を向いたまま・・・・・・（25回生・林徹治）

第3章　私の流儀　その3　「その先の一歩」を生きるために
　もう一つ別の「青春の門」
　「僕は勉強します」の強い意志
　「ケツ割り」を嫌った亡き父の記憶
　勉強を選んだ少年、そしてわが息子・・・・・・
　ゲンコツに値段がついた！
　体罰導入が必要な学校はある
　私立学校が生き残るための道
　善意だけでは馬鹿を見る
　勝ちたい気持ちは誰にも負けない！だが・・・・・・
　スポーツは親と子供を結びつける
　練習で見えてくる「その先の一歩」
　いいゲンコツ、悪いゲンコツ
　堕ちていく子供を見過ごすのが「優しさ」か
　間違った「優しさ」の先にあるもの
　ゲンコツの理由を子供に知らしめよ

コラム　「僕ら、ボコボコに殴られましたけど・・・それが何か？」
　脱水状態の私に蹴りを入れて・・・・・・（34回生・船田伸一）
　「脂汗、ヒヤ汗、涙汗」の青春（36回生・松田隆彦）
　いつまでもパワー全開で！（30回生・梅嵜英毅）

第4章　私の流儀　その4　勝つために、やっていいこと悪いこと
　逸材！田臥勇太とわが校
　高校スポーツの節度とは
　写真誌を巻き込んでの告発
　「留学生問題」　新聞はこう報じた
　打倒留学生なる
　留学生の参加そのものには反対しない
　釈然としない敗北、清々しい敗北

コラム　「僕ら、ボコボコに殴られましたけど・・・それが何か？」
　忘れられない「練習後の練習」（32回生・中原雄）
　先生の松葉杖で殴られました（37回生・高木良多加）
　「おいっ」「貴様、このーっ」（38回生・古賀宣成）
　「クニアキ」と呼ばせていただきます（42回生・金山龍一）

あとがき

2011/02/05

著者は名門福大大濠高校の元バスケットボール部ヘッドコーチ田中國明先生。限界からの一歩、教師の威厳、教育を語る。「高校生は半分冷めかかった鉄」というくだりは秀逸だと思った。