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風呂と日本人 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/04/20 |
JAN | 9784166606306 |
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風呂と日本人
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風呂と日本人
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[ 内容 ] いかにして、我われは、世界一の「風呂好き」民族となったのか。 温湯浴は支流。 温泉浴も傍流。 風呂の本流は蒸し風呂にあり! あくなき追跡。 くつがえる通説。 入浴の知られざる文化史。 [ 目次 ] 第1章 里の石風呂、海辺の石風呂 第2章 伊勢と豊後の風呂遺構 第3章 文献でたどる日本沐浴史 第4章 重源と東大寺再建 第5章 風呂があった場所に付いた地名 第6章 中世の山城と風呂 第7章 東日本の石風呂 第8章 蒸し風呂から温湯浴へ 第9章 八瀬の窯風呂と朝鮮の汗蒸 第10章 風呂が来た道 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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そのものずばり、お風呂に関する研究まとめ。 今でこそ各家庭にお風呂があって、毎日入浴するのが当たり前みたいになっているけれど、そんなのはごくごく最近のこと。そのまえは銭湯に通うのが一般的だったし、さらに遡ればお風呂というのはお湯につかることじゃなかった。風呂とはサウナのよう...
そのものずばり、お風呂に関する研究まとめ。 今でこそ各家庭にお風呂があって、毎日入浴するのが当たり前みたいになっているけれど、そんなのはごくごく最近のこと。そのまえは銭湯に通うのが一般的だったし、さらに遡ればお風呂というのはお湯につかることじゃなかった。風呂とはサウナのような発汗浴をさし、お湯につかることは「湯」といい、両者は厳密に区別されていた。 では、いつから風呂と湯の混同が始まったのかとか、風呂はどういう形や方法をとったものだったのかというのを、風呂の遺構の調査、現地での聞き取り、文献や絵巻物の記載事項を重ねて考察されています。 ただ、入浴はあまりにも身近なことがらだったため、あえて記録する必要がなく、忘れ去られるのも早い。そのため調査の結果ほとんどは「わからない」か、「こうではないか」という推察に終わるのですが、それでも充分面白いものでした。 お風呂に関する知識よりも、研究というのがどういう手順で行われているのかがよくわかって、それが興味深かったですね。現在常識とされているような歴史の事実も、こういう地道な調査の積み重ねでわかったことであり、またそれが誤りである可能性も充分にあるんだということを、改めて認識できたので。
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