1,800円以上の注文で送料無料

大正幻影 岩波現代文庫 文芸133
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

大正幻影 岩波現代文庫 文芸133

川本三郎【著】

追加する に追加する

大正幻影 岩波現代文庫 文芸133

定価 ¥1,100

715 定価より385円(35%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2008/04/16
JAN 9784006021337

大正幻影

¥715

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/03/08

佐藤春夫、谷崎、芥川、荷風らの作品について、「ドッペルゲンゲル」、「水への憧れ」、「神経衰弱」、「映画」、「探偵小説」、「支那趣味、南方(植民地)」などのキーワードを軸に、大正期の作品に見えてくるそれぞれの作品や精神性の似てるところ、異なるところを論じた評論集。 (他にも、梶井や...

佐藤春夫、谷崎、芥川、荷風らの作品について、「ドッペルゲンゲル」、「水への憧れ」、「神経衰弱」、「映画」、「探偵小説」、「支那趣味、南方(植民地)」などのキーワードを軸に、大正期の作品に見えてくるそれぞれの作品や精神性の似てるところ、異なるところを論じた評論集。 (他にも、梶井や乱歩、川端などちょいちょい他の作家や作品も出てきます) この4名を軸にあの時代の作品を分析すると見えてくる諸々がとても面白いです。 そもそもそれだけ同時代の作品を読み込んでないと見えてこない部分なので、とにかく著者の読書量に感謝。ここから興味を持って「これ読んでみたい」と思えるものが色々出てきました。ですので、本書で触れている各作品が未読でもあらすじから丁寧に紹介してくれるので、興味のあるテーマから派生する大正時代の作品へのブックガイド的楽しみ方もできますね。(モノによってはオチに近い部分まで触れてくるので、ネタバレ的な奴に敏感な人は気をつけて読まなきゃいけませんがw) 特に面白かったのは、「ビーダーマイヤー」をキーワードに春夫をオブジェ趣味として論じた奴と、大正時代にあった文士の書く探偵趣味的小説ブームを「病める名探偵たち」というテーマで論じたこの2編ですね。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品