地域づくり新戦略 自治体格差時代を生き抜く

片木淳, 藤井浩司, 森治郎【編】

• 販売会社／発売会社: 一藝社
• 発売年月日: 2008/04/10
• JAN: 9784901253963

商品レビュー

2010/11/07

地域づくりについて、
幅広くその全般を説明している。
｢まちづくり｣
というより、
本の題名のとおり、
｢地域づくり｣
の内容になっている。

知識の少ない私にとっては、
むずかしい内容であった。

2009/07/18

今関わっている「政策研究フォーラムin大田」に向けて読んでいる本。

第１章：「地方政府」と地域づくり新戦略（片木淳氏）
この章でとりわけ関心を持ったのは「コンパクトシティとスマート・シュリンク」の違い。
「コンパクト・シティ」構想は、都市、とりわけ地方都市の今後の都市政策の１つのあり方だ。
拡散した都市機能を集約化させることで拡大した市街地をコンパクトにしようというものだ。
これにあわせて公共交通の充実化も図っていく。
しかし、この考え方は「『都市の縮小』までには踏み込んでいない」(P25)
またどこかで「成長」の幻想を抱いているようにすら感じる。
片木氏の提案している「スマート・シュリンク」の考え方、
現在、ヨーロッパの中小都市で行われている都市政策にあるような
「都市の縮小」を含む、まち全体の空間的な再編が計画・実施が必要か。
日本の中小の地方都市においても、それを真剣に考えた都市政策を考える時期に
来ているように感じる。