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椿の海の記
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椿の海の記

石牟礼道子(著者)

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椿の海の記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 1980/11/15
JAN 9784022602367

椿の海の記

¥275

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2018/03/08

たまげたばい。石牟礼道子さんの亡くならしたけん読んでみたら、小さかときの天草と水俣での暮らしば丁寧に書いとらした。生きとるもんのうれしかこつ、悲しかこつば熊本弁でせつせつと語らすけん、生々しか。ほんなこつ、ぽんたの話はせつなかばい。

Posted by ブクログ

2014/06/27

ここには水俣病の原因となった水銀に侵される前の不知火の海と山の豊かな恵みと没落していきながらもその恵みに支えられながら生活する主人公とその家族の姿が味わい深い方言を交えながら語られている。「だまって存在しあっていることにくらべれば、言葉というものは、なんと不完全で、不自由な約束事...

ここには水俣病の原因となった水銀に侵される前の不知火の海と山の豊かな恵みと没落していきながらもその恵みに支えられながら生活する主人公とその家族の姿が味わい深い方言を交えながら語られている。「だまって存在しあっていることにくらべれば、言葉というものは、なんと不完全で、不自由な約束事だったろう。それは、心の中にむらがりおこって流れ去る想念にくらべれば、符牒にすらならなかった。」作者はそのような豊饒な生を生きているのだ。

Posted by ブクログ

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