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中国食品動乱 食の中国依存にどう対処すべきか
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中国食品動乱 食の中国依存にどう対処すべきか

小森正彦【著】

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中国食品動乱 食の中国依存にどう対処すべきか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2008/04/24
JAN 9784492761748

中国食品動乱

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2010/04/21

『はじめに』 ・この本でお伝えしたいのは,日本の食の脆弱性と,消費者も食行動を変えなければ何も変わらないということである.中国の食品産業集積が日本側の需要要因により形成された面があることを指摘し,消費者側にも実効性ある具体的行動を提唱している. ・日本の消費者が安さと便利さを求め...

『はじめに』 ・この本でお伝えしたいのは,日本の食の脆弱性と,消費者も食行動を変えなければ何も変わらないということである.中国の食品産業集積が日本側の需要要因により形成された面があることを指摘し,消費者側にも実効性ある具体的行動を提唱している. ・日本の消費者が安さと便利さを求めたがるため,日系食品メーカーがこれに応え供給体制を構築していった.中国だけを責めるのは短絡的であろう. 『第Ⅰ部 日本は岐路に立たされている』 『第1章 なぜ日本の食はかくも脆弱なのか?』 ・あらゆる食品について800に上る成分を検査することは非現実的で,厚生労働省や都道府県の保険所は薬品を検出しにくい加工食品よりも未加工食品,冷凍食品の検査に注力しがち. 『第2章 「安く便利に」は大丈夫なのか?』 ・日本の飲食費は80兆円.食用農水産物の国内生産は10兆円.輸入品は生鮮品,一次加工食品,最終製品を合わせて6兆円.残りは流通費,加工費に消えているのである.生産そのものよりも,食品工業や外食産業の加工・流通のために費用がかさんでしまっている. 『第4章 苦悩する日本の食品業界-競争激化で業界再編へ』 『第Ⅱ部 中国で進行する動乱-爆食の実態』 ・中国では,小麦・大豆は大量輸入されている.また,とうもろこしも輸入に転じる可能性. 『第5章 大転換は急速に進む』 『第6章 急拡大する食糧輸入』 『第7章 過当競争のもたらす弊害』 ・計画経済下では物流は工業生産よりも劣後扱いされてきた.そのため,食品の物流は一定地域内にとどまることが多い.市場開放後は外資系企業の努力により,沿海部では状況は改善されてきた.立地は沿海部が中心. 『第Ⅲ部 日本向け食糧輸出はどうなっているのか』 ・中国進出のリスクは,台湾との連携などで緩和することができる.安全確保体制強化のコストは増大している. 『第8章 沿海部にひしめく日系食品企業』 『第9章 最先進地域の実相-中国東部の状況』 『第10章 日系企業の進出多い中国東北部』 『第11章 巨大人口を抱える中国北部』 『第12章 急成長続く中国東南部』 『第13章 近年進出目覚ましい中国内陸部』 『第Ⅳ部 日本の食をどう守るか』 ・日本の食を守るために,供給側でできる改善策としては,中国に関しては技術協力により関係を安定化させていく必要がある.アジア諸国に対しても同じ. ・需要側では,よいものを買い支える,食べ残しを最小限にする.何を食べないかの判断も大事. 『第14章 食のグローバル化でますます不安定になる世界』 『第15章 日本に何ができるのか?-中国依存のリスクを検証する』 『第16章 消費者としてできることは何か?-何を「食べないようにするか」が重要に』

Posted by ブクログ

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