1000億円失って 情報処理があなたの危機を救う！

川又三智彦(著者)

• 販売会社／発売会社: 日東書院
• 発売年月日: 2002/04/20
• JAN: 9784528018235

商品レビュー

2021/08/02

ツカサのウィークリーマンションで有名な著者。バブル崩壊で1000億の借金持ちになったが、それでも前向きに力強く生きていく生き方を説く。

世の中には不思議と何をやってもうまくいく人とダメな人がいるが、その違いとしてうまくいく人は行くように考え、ダメな人はダメな理由ばかり考えているからといった説明はたしかにそう思う。

本書の主題は情報整理で、著者は情報整理で先が見通せることを説く。だが少し疑問がある。著者は素粒子のあたりで”これまで素粒子自体に質量があるのかわからなったが”等、むちゃくちゃなことが書いてある。おそらくヒッグス粒子のことなどを誤って理解してるのだと思うが、ここでわかることは、情報を整理してもそれをきちんと理解できる基礎知識がないと情報を正しく理解できないということ。新聞等読んで情報整理することも必要だが、それを理解できる正しい基礎知識を身に着けること。これはたぶん情報収集しているだけではだめで、もっと腰を据えた勉強が必要だ。新聞を読むだけではだめで、もっときちんとした本も読んでいく必要があるだろう。これは私も仕事をしていてよく感じることで、情報を得てもそれを正しく理解できる能力がないと豚に真珠である。

全般的にはポジティブなパワーで満ちた本で、良かった。

2011/10/25

ウィークリーマンションの創設者、ツカサの川又社長の自伝的経営の書籍。バブル崩壊で、破滅の危機に直面しながらも、「情報の大切さ活動」に気づき、起死回生の大復活を成し遂げています。文章からは、淡々とした印象をうけますが、大変な努力をされてしたはずです。素晴らしいと思いました。

2009/12/26

ウイークリーマンションのツカサの川又代表を取材したときにもらった本の中の１冊。
自伝であり、自己啓発本であり、ノウハウ本。
こうかくとなんだか支離滅裂なんだけど、思いのほか内容はとっても面白かった。
あんまり売れてなさそうだけど、その辺の自己啓発本よりよっぽどいい。
とにかく、びっくりするほどポジティブで、エネルギーにあふれた人。
へこんだ時に読むと、きっと元気が出ると思う（笑）

もんのすごいワンマンで、自分自身それを認めながらも、自分の見据える方向は決して間違ってないと信じている経営者。
そして実際そうなんだと思う。
正直、ちょっとぶっとんでるなあと思うところもあるけど、でも、きっとこの人、人間としてとても素敵な人だな。
なんとなく、取材したときも、そしてこの本からも感じた。
川又さんが、自分の見据える未来と現実をうまくつなげてくれる優秀な部下に恵まれることを祈っています。