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米中戦争 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 二見書房 |
| 発売年月日 | 1998/05/16 |
| JAN | 9784576980980 |

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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
中国の南沙への全面侵攻物なんだが、翻訳(さらに文庫化)が96年。想定が2001年だけあって、人民解放軍の近代化がまだ道半ばである。とはいっても、ベトナムのミグ21が頑張りすぎだろw(中国のスホーイ27相手に勝つ!そして、夜間の対地攻撃もやっちゃう!)そして、日米安保解消後である程...
中国の南沙への全面侵攻物なんだが、翻訳(さらに文庫化)が96年。想定が2001年だけあって、人民解放軍の近代化がまだ道半ばである。とはいっても、ベトナムのミグ21が頑張りすぎだろw(中国のスホーイ27相手に勝つ!そして、夜間の対地攻撃もやっちゃう!)そして、日米安保解消後である程度の軍拡をやっている日本とは言え、事態の発生から三日で核実験。四日目には中距離弾道弾と巡航ミサイルを中国の鼻先に撃ち込むという急展開であるw(そして、中国が南沙に侵攻したら、日本と米国の敵対感情が無くなり、核武装した日本と米国が新たな安保条約を締結するという落ち。(でも、それでもエピローグであっという間に尖閣を失っているんだが…いったい何が…ここ前の話しと合わないだろ…) ああ、中国が軍事作戦を起こす際のインサイダー情報で戦費を稼ぐ(どころか膨大な利益を得る)描写に力が入っていたのは悪くは無かった。 あと、米空母上には人気者のトムキャットがまだいる(^^; 表紙にもいる。(しかし、活躍はしていないw
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まず、作者らの状況分析と起こりうる危機を予見する力に脱帽するしかない。本書が書かれたのが1998年。執筆している最中は、まだ第一次イラク戦争が終ったばかりで、世の中の耳目は中東に注がれていたはずであり、ソ連が崩壊して冷戦の次の世界構造を模索していた時代であったことは記憶している。...
まず、作者らの状況分析と起こりうる危機を予見する力に脱帽するしかない。本書が書かれたのが1998年。執筆している最中は、まだ第一次イラク戦争が終ったばかりで、世の中の耳目は中東に注がれていたはずであり、ソ連が崩壊して冷戦の次の世界構造を模索していた時代であったことは記憶している。勿論、我々か震撼した9.11も起こってないのでアメリカを代表する西側社会がテロやイスラム原理主義と全面的にことを構えてもいない時代であったはずである。この頃に既に筆者は、世界経済の中で中国が抜き差しならぬ存亡になる近未来を看破し、その一方で覇権主義からくる南シナ海スプラトリー環礁埋め立てによる実効支配や尖閣諸島を巡る日中の係争を予測していたことには正直驚いている。しかも、南沙諸島では、ほぼ小説の通りに史実が進行し、フィリピンやベトナムという国々と国際法廷で領有権を争い、九段線をはじめとした中国の主張する根拠がことごとく否定されたことは記憶に新しい。しかも、中国はこの国際法廷の判決を全く受け入れようとせず大国の持つ横暴さだけが浮き彫りとなっている。 本書は、中国が南シナ海の資源を求めてベトナムや台湾の実行支配を続ける島を強襲するところから話がはじまる。20年前のテーマとは思えない近未来の背景は、小説というにはあまりにも硬い文体で書かれただけにリアリティをもって迫ってくる。富に裏打ちされた中国の力は、轟々たる国際社会の非難を浴びようともビクともせず既成事実として領有権から領土の拡大まで問題なく進むようにみえた。後は中国の領土となった南シナ海や台湾海峡そして尖閣諸島からアメリカを追い払えば中国の絵描くシナリオは完結するようにみえた。2016年間のアメリカ大統領選挙では世界の警察なんて真っ平御免と大国としてのノーブレスオブリージュを真っ向否定するトランプ氏が大統領となった。南シナ海や尖閣諸島での有事に対して日本としては日米安全保障条約の傘の元で対応できる保証はなくなるかもしれないことを考える時が来たということに他ならない。本書は、執筆後20年の時を経て、啓発の書として輝きを放っている。
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