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山水思想 「負」の想像力 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/04/10 |
JAN | 9784480091420 |
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山水思想
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山水思想
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ちょうど長谷川等伯400年忌である。 「界を限って奥を限らず」なんてなるほど~と思えるけどもちょっと怪しげな部分もあったりして。(光悦が鷹が峰に転居したのはむしろ本人が望んだからのはずで、法華を理由に遠ざけられたってのは少し違うんでは?なんて素人の癖にえらそうですが) ベースに中国の水墨の知識も一通り必要ですね。
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この前に読んだのはちくまプリマーブックスだったので実質初セイゴオ本となる。 セイゴオ氏は気楽なスタイルで日本画、特に山水画の歴史について語り始める。静かに語り続けるセイゴオ氏の後を追って、雪舟から等伯までを辿っていく。最初に「日本画について話すよ。そのために雪舟から等伯までを考...
この前に読んだのはちくまプリマーブックスだったので実質初セイゴオ本となる。 セイゴオ氏は気楽なスタイルで日本画、特に山水画の歴史について語り始める。静かに語り続けるセイゴオ氏の後を追って、雪舟から等伯までを辿っていく。最初に「日本画について話すよ。そのために雪舟から等伯までを考えるよ」と宣言されているから、最終着地点については迷わないが、盲目的についていくしかない。 この本は全五部構成なのだが、第五部にいたりようやく副題にもある「負」というキーワードが出てくる。この時これまで連綿と続いて来た具体的な説明が「負」という高度に抽象化された概念に一気につながる。他の思想家と違い、抽象を持って概念を語るのではなく、具象を積み重ねた果てにたどり着く概念の核を提示するスタイルだったのかと得心がいく。 大変面白い知的冒険指南書である。
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雪舟~等伯~狩野正信へいたる 日本美術の底流にある山水思想について 中国からの視座を入れながら縦横に遊んでいる。 その遊び心は、当代随一の渉漁家(といっていいのならば)ならでは。 名だたる水墨の作家を前に一歩もひるまず 絵に飛び込み、闊歩する様は、 心地よい。 この本を読んで、本...
雪舟~等伯~狩野正信へいたる 日本美術の底流にある山水思想について 中国からの視座を入れながら縦横に遊んでいる。 その遊び心は、当代随一の渉漁家(といっていいのならば)ならでは。 名だたる水墨の作家を前に一歩もひるまず 絵に飛び込み、闊歩する様は、 心地よい。 この本を読んで、本物を前にすると 絵の奥にひそむ水墨画家の息遣いが感じられてくる。
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