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背負い水 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 1994/08/05 |
| JAN | 9784167563011 |
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背負い水
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商品レビュー
2.5
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
荻野アンナさんとお話ししたことがあるというのは、慶應に入って最もよかったことの一つです。あの美しい横顔で、「正解なんて何もないのよ。あるのは、算数の答えくらい」とおっしゃった時には、思わずぞくっとしました。芥川賞作家というのは、こんなに普通にドラマチックな言葉を発するんだー!と感動したのです。 ↑の言葉は今でも折に触れて思い出すけれど、それ以外の会話の記憶はだいぶおぼろげになってきました。もう15年近く前のことだから。 確かその時は、フランス文学を勉強されたアンナさんが、日本語で小説を書かれる理由を質問したんですよね。そしたら、ラブレーとかフランス古典文学の面白みを日本語で伝えたいからというような答えだったと思います。 学生だった私は、それにとても納得しました。正直アンナさんと会う前に予習として読んだ作品には、少し違和感を持っていたのですよね。でもそれが、異なる文化・異なる言語の文学を日本の小説に落とし込むと考えると、腹落ちしたのです。 例えば、初めてカヌレを食べた時のような感じ?最初は何この食感、焦げ?とか訝しむけど、だんだんおいしくなってくるような。
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1991年上半期芥川賞受賞作。著者の荻野アンナは慶應義塾大学文学部教授で、フランス文学専攻。たしかラブレーの研究家だった。ただし、作家としての彼女の作品はラブレーには似ていない(たぶん。実はラブレーをよく知らないのだ)。30歳前後の、売れないイラストレーターの「わたし」の一人称で語られる、ある種の恋物語。同棲相手のジュリーとの関係も「ネラネラした」まま。そうした浮遊感の中に独特のリアリティが感じられるが、到達点は誰にも示すことができない。そこがこの作品の新しさといえばいえるだろうか。
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4つの短編集。30女の本音みたいな本。 芥川賞受賞作品らしいが、その時代80年代には女性が本音を言うのが面白かったんだろう。30代イラストレーターの女性が、ゲイ疑惑のある同業の男と同棲を始めて、別れる、という話。 恋愛には相手への疑惑がつきもの。彼氏はゲイなのかも、しかも元彼に多額の送金をしていたのかも?私は節約節約で彼との同棲を切り抜けていたのに…。それに耐えきれずに、主人公の女は別れを選ぶ。
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